-ぼっち転生-異世界ではぼっち脱却を目指します、国も発展させます

くましぃ

第1話 やったね異世界だ!

僕の名前は伊藤勇気、年齢は9歳…学校には行ってない、友達もいない。

虐めとかではない、病気で学校には通えていないからだ。

ひどい喘息持ちで体も弱い、毎日毎日ベッドの上で過ごしている。両親からタブレットを貰ったので元気な時は勉強をしたり小説を読んだりしている、僕が好きなのはカクヨムの異世界ファンタジーだ。読んでるだけで楽しくなってくる、僕もあんな世界で冒険したいな…もちろん元気な体で。


両親は滅多にこない、前に会ったのが3ヶ月ほど前かな多分。僕の相手をあまりしてくれない…両親も、看護師さんも…。

ご飯が出ない事もしょっちゅうある、だからお腹が空いたときはベルで催促してしまう、そのたびにすごく謝ってくる…、どうやら忘れられるみたい。

でも一番困ってるのが、点滴やお薬だったりする、中々してもらえてないから

日に日に痩せてしまっているんだ。

……そろそろお迎えが来そうな気がする、死ぬ的な意味で。




目が覚めると綺麗な白い部屋?に一面のお花畑や作物、そこに麦わら帽子に首からタオルをかけた白いドレスの見たことも無い綺麗なお姉さんが作物に水をやっていた。ふぅ…と息をついた所でこちらに気づき


「あらいらっしゃい僕、いつから居たの?気づかなくてごめんなさいね」

「気にしないでください、お姉さん」

「お姉さん‥‥嬉しいねえ、久々に言われたわ。そんなことより僕、ここに居るって事は残念ながら君の生は尽きたって事なんだよ…。」

「うん、わかってます。こうやって立てるだけでもすごいので、今はすごく体も楽でとてもいいです」

「ちょっと覗くね………そっか、大変だったね。…よし、君の望みを叶えてあげようじゃないか。異世界物が好きなんだろ?ちょうど私の管轄があるからそこに行くかい?」

「本当ですか?すごく行きたいです!」

「うむお姉さんに任せなさい、君いい子だし色々サービスしてあげるわね、と言っても君のこれまでの人生に沿ったスキルもついちゃうけど、なるべく相殺できるスキル入れてあげるね」

「よくわかりませんが、ありがとうお姉さん」

「うん。あとレベル上がるとポイントが増えるからそのポイントを使って好きに生きなさい」

「はい、お姉さん」

「じゃあね…あまりここには長居できないのよ、向こうに着いたら町を目指しなさい‥残念ながらどこに送るかは決めれないから、君の運次第だね。まず着いたらステータスオープンと頭で唱えなさい、指で押せば説明やら何やらでるから」

「わかりましたお世話になりましたお姉さん」

「まだ9歳なんだから無理しないようにね」




そこで意識が途絶えた。

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