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いつものように当たり前においしい夕飯を食べた。

今日は射躯羽ねぇも来たしよく食べたな……。

夕飯のあと、いつも先に朝天造が風呂に入るので、話をしようと出てくるのを待った。

リビングでテレビを見ながら待っていると、Tシャツ一枚にショートパンツにバスタオルをかぶった朝天造が出てくる。ドライヤー嫌いの朝天造の髪はしっとりとしていて、妙になまめかしく感じる。

頭をもしゃもしゃしながら俺がここで待っていると思っていなかったらしく(大体朝天造が風呂に入っている時間は俺は自室でPCを触っている)「ひゃっ」っと声をあげた。

「兄ぃ、いるんなら言ってよ」

「ちょっと話しようかと……そんなにびっくりしなくても」

「うん、でももう特に私が知ってることはないんだよね……がんばって日記読んでみるけど……」

「そっか」

「部屋戻るよ、明日の準備とか日記のこととか、友達とちょっと遊びいくとこ調べたりするから」

今日はいろいろありすぎた。夕飯も遅めだったし個人個人でいろいろあるのだ。

「んじゃ俺風呂入るから、そのまま解散かな」

残念だけど、いくらわからないことを話しても仕方ない。ゆっくり寝るのが一番良いだろう。

時間が経ってみないと俺だってどうなるかわからない。

「朝天造、おやすみ!」

「うん、兄ぃ おやすみ!」


風呂につかるとぐるぐるとしてた考えがふわっと一瞬とろけた。

なるようになれだ!

母親特製のバスボムが、芳香を放っている。

頭をからっぽにしてぬるめのお湯にゆっくりつかったらじんわりと眠気が襲ってきた。

もちろん合間に体も頭もあらった。

出てから歯磨きする。


疲れたというかせわしない一日だったな……部屋に戻ってつけっぱなしの画面を見るが触ろうという気も起きない。

明日のための予習など、すませなくてはいけないようなことを確認したら、すぐにベッドに飛び込んだ。

疲れた……

肉体的より精神的に、いろいろありすぎて……

ベッドにもぐったらすぐに睡魔に襲われた。

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