第28篇EMPTY SKY BLUES

とても空しい


生きてるのが面倒


一日三食揃えるのが苦痛


おまけに夢見も悪し


引き籠もって安上がり


外に出ると財布の口がゆるり


今日も放射能の空に


不気味な曇り空がうごめく


とても歯がゆい


何を支えに生きてるのか分からない


毎日が無情に過ぎてく


母が亡くなった時は


ニ晩泣き明かした


父が亡くなった時は


体が半分無くなった気分だった


俺はといえば


こうして倦怠犬の遠吠えを続ける


寒気混じりの4月の憂鬱


熱地獄へのファンファーレの5月


とてもやるせない


なんで生きてるのか分からない


嫌味のように振り続ける雨


自殺願望なんてこれっぽっちもないが


よく死について考える


天国も地獄もなく


人は死ぬと土になるらしい


曇り空のようなため息をつく俺


夕焼け色の涙を人知れず流し続ける俺


生きるのは面倒だけど


愛する人々は幸せになってほしい


自己否定と自己存在意義の間で


自覚誇大妄想と過眠症をむさぼる俺


2013(H25)4/26(金)

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