第2話

萌恵「おはようございます!

 音流さん、実奈さんっ!」

実奈「あ、おっはよ ~ !萌恵ちゃん!

 早起きだねぇ ~ ...」

萌恵「 えっ?いや...

 先に起きてる貴方に言われても...」


三番目の住人、坂口さかぐち萌恵もえ

現在高校2年生であり、2年後には音流と実奈の居る

大学に入学する予定である。


萌恵「何か手伝うことありません?音流さんっ」

音流「あ、手伝ってくれる?

 もうすぐ朝ごはん出来上がるから

 皆を起こしてきてくれないかな?」

萌恵「りょーかいですっ!」


ドタドタと階段を上がり、皆の寝室に向かう萌恵。


実奈「いいねぇ ~ !積極的に手伝いしてて ~

 偉い、偉いぞぉ ~ !!」

音流「...ぜひ萌恵ちゃんの爪の垢を煎じて

 飲ませたいわ。実奈に。」

実奈「え?爪?」






実奈「それじゃぁ、いっただっきまーす!」

 「いただきまーす」


萌恵「ん?このトマト甘いですね ~ !

 どこのスーパーで買ったんですか?」

音流「え?普通に近くのスーパーだけど。」

実奈「うそ?あそこのスーパーのトマト

 全部酸っぱくない?なんかかけたの?

 まさか...砂糖とか?」

音流「違うよ、塩をかけたの、塩を。」

萌恵「うぇ?!塩?!しょっぱくなりません?!」

音流「かけた直後はしょっぱいけどね。

 塩をかけてから何分か放置したら甘くなるの。

 何でかは分からないけどね ...

 夏には冷やしトマトに塩をかけると

 体も冷えるし、塩分補給にもなるからね。」

実奈「へぇ ~ !流石雑学王!

 あれかな?赤くてスイカと似てるからかな?!」

萌恵「...それは無いかと。」



今回の雑学。

 トマトの切り口に塩をかけて数分放置すると、

 そのまま食べるよりも甘くなる。


 ちなみにかけた直後に食べても案外いける。

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