『海皇紀』

 『修羅の門』とかを書かれている作者の作品。作者はこの作品を自分の三国志だと言う意のことを書かれていた記憶がある。


 作中、メフメト2世やハンニバルの作戦、アルマダ海戦などを参考にしたっぽいものがとり入れられている。秦の宿将 白起が 趙の名将 趙奢の息子 趙括を司令官にするため採った褒め殺しも逆の目的で使われたりしている。

(湾を封鎖するのは日露戦争を参考?)

 この作品では凡人や嫉妬深い人間がいて、そこを突く作戦が立案されていたりする。

人を活用するって難しい…

 作者の方は、この作品の途中から個人の武より集団の運用を重視するようになった気がする。


 ちなみに、白起は『キングダム』よりちょっと前の時代の人。回想とかには出てきてるな。

 アル・レオニスの遷都策は、楠木正成が元ネタかな? 『将国のアルタイル』でも 似たような話あるな。

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