作品うらばなし

 読んでいただいて、ありがとうございます。

 この小説は、「ゆらり」「エスカレーター」「あみだ」3つのお題を組み込んだ「三題噺」として書いた短編小説です。


 裏話としては、お題のうち「あみだ」に最も苦労しました。わたしの想像力がいまいちなため、阿弥陀如来が脳裏にちらついてぜんぜん話がまとまりませんでした。結論「あみだくじ」として物語に組み込んだのですが、もっとちがう「あみだ」を書きたかった……。


「エスカレーター」をメインに話を組んだのですが、こちらのお題も抽象的なメタファーのような使い方に終始してしまい、結果的に読みにくい小説になってしまったと反省しています。小・中・高とエスカレーター式に進学する一貫教育ってあるじゃないですか、そこからイメージしたんですけど。うーん、リベンジしたい。


 書き進めるうちに、なんだかボーイ・ミーツ・ガール的な構造が見えてきたので、その流れに乗って書きあげました。最初は、ぼくの一人語りの物語として構想していました。序盤と最終盤が、なんだか別の物語のように読めてしまうのは、途中で路線変更したためです。


 物語が抽象的になってしまったこともあって、なかなか筆が進まず、書くのに5日間くらいかかってしまいましたが、あーでもない、こーでもないと考えるのは楽しかったです。


 お題を考えていただいた、夏緒さん、ろいはさん、あいるさん、おかげさまで書きあがりました。少しでも楽しんでいただけたのなら、うれしいです。また、機会がありましたら小説のお題をください。ありがとうございました。 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

エスカレーターの停まるとき 藤光 @gigan_280614

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ