埋もれ過ぎている名作。

とにかく笑える。電車の中では読めない。
破茶滅茶な登場人物達が七転八倒しながらストーリーが進んでいき、全体を通してコメディ感があるけど、締まる所は締まっていて、手に汗を握る場面も。
ストーリーもコメディも文章力も非常に高いレベルに思えるが、何よりキャラクターが良い。
破茶滅茶な登場人物ばかりだけど、そのキャラクター達が小説の中で確かに生きている。
斜め上の言動で笑かしてくるけど、キャラクターの芯というか、根っこの部分は一貫性があってブレないから違和感なく読める。
キャラクターがしっかりしてるからこそ、ストーリーに深みが増しているし、息を飲むような緊張感が出るし、それをぶち壊すクソアホ召喚獣にも思わず吹き出してしまう。
もっと皆んなに読んでほしい。

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