名刺代わりの好きな本5冊

 まるっこさんの自主企画、『あなたの「名刺代わりの好きな本5冊」教えてください』(URL下記参照)への参加のための文章です。

https://kakuyomu.jp/user_events/16817330649920097134


 好きな本はその時々により変わったりしますが、現時点では、下記のとおりです。

 思いついた順に書いているので、好きな順ではありません。そういう順位をつけられないものですから。

 作品(作者)という形式で挙げます。作者名は敬称略で記します。



1 「国盗り物語」(司馬遼太郎)


今、連載中の長編(「輿乗の敵」)はこれを意識しております。

戦国時代という特殊なフィールドを生きる、下剋上――梟雄という生き物の生の姿を活写した傑作だと思います。

えぐいと言ってもいいぐらい、梟雄――斎藤道三の描写が凄い。逆に織田信長の方は薄味な気もしますが、ツイン主人公の明智光秀と二人で一人みたいなところがあるので……。



2 「銀河英雄伝説」(田中芳樹)


歴史というものをフィクションとして描くなら、ということをやってのけた名作。

きっと多くの人が取りつかれてしまったんだろうなぁと思います。ご多分にもれず私も^^;

ひとつの陣営だけでなく、相手方の陣営も、そしてそれぞれの人々も描いていき、多角的な、立体的な「歴史」が出来上がっているのが凄い。

こういう作品がないかな、と思ってweb小説界を覗いてみて、今に至ります(笑)



3 「すべてがFになる」(森博嗣)


ミステリを読むことに取りつかれていた私が出会って、衝撃を受けた逸品です。

こういうやり方があるのか、といちいち驚きながら読んで、気が付いたら今に至るまで、この人の作品をずっと読みつづけています。

文体とか書き方とかは、一番影響を受けているかもしれません。

ミステリなんで、内容については内緒にしておきます(笑)



4 「ひぐらしのなく頃に」(竜騎士07)


オリジンは同人ゲームなんですけど、書籍も出ているので、挙げさせて下さい。

プレイしていてここまで「怖い」と思わされたのはこれしかありません。

商業ゲームではなく、同人ゲームでここまでやってくれるとは……と唸らされました。

また、二次創作の世界に入ったのはこの作品のおかげです。

作者の方が、まず書いてみることですという趣旨の発言をしていたのに元気づけられまして。



5 「ジョジョの奇妙な冒険」(荒木飛呂彦)


これもオリジンは漫画ですけど、書籍も出ているので(しつこい)。

実は同じ作者のデビュー作「魔少年ビーティ―」の方に先に出会っていて、「こいつぁ凄い!」とハマっていたので、当然狂喜してジョジョも読み始めました……でも、ここまで連載がつづくとは思っていませんでした^^;

台詞回しと、機知と逆転劇のスリル。特に台詞回しが好きです。影響受けてます(笑)



以上です。

こうして挙げてみると、自分の読書遍歴というか、書き方の影響元というか、そういう感じになってるなぁと思いました。

やってみると面白いものですね。

こういう自主企画を企画していただいた、まるっこさんに深い感謝です。


ではではノシ

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四谷軒牧場 四谷軒 @gyro

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