2話/解説編:RPGスタートセットとはなんぞや

〇冒険の前に

 冒険が始まる前に、今回遊ぶ「RPGスタートセット 水の都に沈む闇、星をつかむ迷宮」の解説を挟ませて頂きたい。

 どちらも共通しているのは、「コレ一つ買うだけでプレイヤー1~4人まで手ぶらでセッション3本遊べる」という点。プレイヤーの分身となるキャラクターが厚紙のカードで4人ずつ用意されており、HPなどの数値は付属の水性ペンで書いたり消したり出来るようにもなっている。TRPGには必要不可欠なダイスも当然5人分完備だ。さらに、簡易なルールブックまで封入されているという徹底ぶり(もっとも、今回遊ぶメンバーは「やる」と言った時点でルールブック三冊を某通販サイトで注文する剛の者が多かったため、ルールブックは自前だ)。

 また、それぞれのキャラクターには、それぞれの経歴や指向性、戦闘での立ち回り方を示した「ギルド登録証」や、魔法を使うキャラには各種魔法一覧の載った魔法カード、武器防具や消耗品等のアイテムカードが用意されている。

 ――今回は、これらの中から5人分をランダム(ただし前衛が極端に少なくならないよう)に選択し、各プレイヤーに渡している。

 そういった共通部分以外には、以下のような特徴がある。


◆水の都に沈む闇

・水の都、ハーヴェスを舞台にしたシティシナリオが3本入っている。

・シティシナリオ向けのモンスターカードセット。表面がモンスターイラストで、裏面に詳細データが記載されている。

・B4サイズの王都ハーヴェス及びブルライト地方のカラー地図(四つ折り)が入っており、該当シナリオ以外でも活用可能。


◆星をつかむ迷宮

・ダンジョン探索シナリオが3本入っている。

・ダンジョン探索シナリオ向けのモンスターカードセット。表面がモンスターイラストで、裏面に詳細データが記載されている。

・両面印刷された厚紙製のマップタイルが複数入っており、オリジナルのダンジョンを作ることだって可能。


 今回遊ぶシナリオに関して事前にプレイヤーにアンケートを取ったところ、ダンジョン探索シナリオに決定。「水の都に沈む闇」のコンポーネント(地図など)も活用しつつ、ちょっと豪華な「星をつかむ迷宮」シナリオに挑むこととなったのである。

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