-- 後書き --(解説) --

 この物語は私の過去の研究や恩師とのかかわりがベースになっています。

 実際の研究も動物の脳とコンピューターを繋ぎ、やり取りをして、脳を機械的に、コンピューターを思想的にと、遣り取りを繰り返すというものでした。これについては話せる事だけでも相当な時間がかかるので説明は後に回させてもらいます。


 この物語に出てきた金魚は皆様が思い浮かべる金魚で大体あってますので、彼と呼ばれていた人、人間の説明をいたします。

 皆さんがご存じないこの人間。私が今回のために作ったもので、上部に頭部というボール状部位があり、主に情報を集め処理したり、全体の機能を維持管理したりするコンピュータ的なものがあります。。

 その下に胴体という少し大きい、色々な器官の集まりが入った部分があり、生命の活動を続けるための様々な機能をもっています。

 そこから手というのが先についた細長い腕や、足が生えています。手は物を掴んだり、足は地面を押すことで移動ができます。なかなかよくできてるでしょう。

 次にPADについてです。スマホとかいうのもあります。これは薄い板状の物で様々な文章や画像、動画が半ば自動で集められ、設定上は蓄積もされてることになっています。

 当然この薄っぺらいものにそんな魔法みたいな機能は入るはずもありません。しかし、彼らは、目の前にあると、それだけで納得し、深く考えずに使うようになります。

 こんな面白い物、実在したら私も欲しいです。

 次は、金魚の自我について説明します。金魚自体は自分を人間の『彼』と思っています。世界そのものも金魚の創造で作られてる部分がほとんどなので、完全に『彼』というわけでは無いのですが、自分には、なんとなく人の考えてることがわかるという能力があるとか、普段考えていたりします。

 妹や家族、友人は、金魚の創造の能力で作られてはいるのですが、誰もそれを理解はしていません。自分たちは先祖も親も存在し、昔からいると思っています。つまり独立した存在として世界の中にいると考えています。

 一旦、面倒で疲れる説明はここで中断しましょう。

 先ほど話したPADスマホで、こちら側と向こうとで情報のやり取りをできるというのは、作中にもありました。それをやりましょう。

 作中で『彼』が読み耽っていたのは、様々な人が小説を投稿しているという設定のサービス『カクヨム』です。

 今こちらからも、そのカクヨム経由で接触できるようになっているので、誰か何か伝えてみてください。

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