第2幕 伊佐屋さんと3人のメイドたち

 本当にたくさんの出来事があって、わたしは自室のベッドに転ぶようにして突っ伏した。

 あのメイド喫茶の看板を発見してからもう一週間。

 なんだろう――抗いきれない絵の少女の魅力にとりつかれ、そこで働く自分を想像し、ビックリするくらい深く考えもせず、面接を受けた。

 受かった。

 日にちを指定されて、店へ向かった。

 レギュラーでシフトに入るアルバイトは、自分にとって初めてのことだった。学校で禁止されていないとはいえ、メイド喫茶の従業員になる、という非日常な出来事に興奮していたし、不安もあった。

 バタバタと初日の仕事が終わり、いま家に帰ってきた。

 そして今日の出来事をほんわりと回想している。

 思えば変なお店だった、と言えるだろう。




 よく晴れた土曜日の午後――わたしはメイドカフェ〈リリーズガーデン〉の入り口の前に立っていた。オープンの三時から一時間前――つまり二時に集合するよう指定されていたので、現在時刻は一時四十五分。少し早すぎる気もしたが、中から女性の声が聞こえてくるので、従業員がすでに集まっているのだと思い、勇気を出してドアを開けた。

 よく考えたら、そこで「こんにちは」と声をかけられないくらい、自分は緊張していたのだ。

 背の高い女の子が、わたしに向かって会釈する。長いポニーテールが印象的だった。彼女はすっかりお仕着せ姿で、すぐに自分のバイト仲間なのだと理解できた。いわゆる〝メイドサン〟がそこにいたのである。

「おはよー。バイトの子?」

 その子がはつらつとした声で言った。なんだかとても滑舌がいい。

 それにしても、聞き間違えでなければ彼女はいま「おはよう」と言わなかっただろうか。

「う、うん、おはようございます……」

 わたしは正直にもそう返事をした。メイド業界はきっと昼でもおはようなのだ。

 そしてここでわたしは告白しなければならない。――わたしはあまり、饒舌ではない。

 わたしは無言で、そしてさりげなく彼女の服装を観察した。これから自分が着るであろうメイド服が、モデルつきでそこにある。頭には小さな白いカチューシャ。紺色の裾の長いワンピースに、厳かにフリルがついた、胸当てつきの白いエプロン。思ったよりも装飾は少なく、清潔で動きやすそうだった。

 それにしても、拍子抜けするほどシンプルなメイド服だといえる。まるで時代物の映画に出てくるような、リアルな素材を使っている。主役ではなく脇役、エキストラ……そんな印象がある。そしてそのデザインは、あの絵の中の少女とおそろいである。

 つまり絵の中の少女は、このお店の先輩メイドなのだ。

「奥で着替えたら?」

 少女は口角を大きく上げてそう言った。仕草もいちいち可愛らしく、なんだかテレビの中のアイドルみたいだ。それに背が高く、モデル然としたプロポーションをしているから、メイド服がよく似合う。考えてみたら、ヨーロッパの女性が来て似合うようにデザインされているのだから、それも当然のことだろう。

 フローリングの床をきしきしと踏みながら、カウンター横の事務室のドアへ向かう。

 先日自分に声をかけてくれた店主――マスターが、カウンターの中で忙しそうに食器や調理道具の点検をしていた。

 そのマスターが、顔を上げてわたしを見る。暗く穴の空いたような瞳が、またもわたしの眼を射抜いた。

「制服は机の上に用意してある。着替え終わったら、このフロアに戻ってくるように」

「あ、はい……」

 質素な事務室に足を踏み入れると、ホームセンターで買ったようなシンプルなテーブルの上に三つの白い箱が置かれていた。ひとつは蓋が開いていて、洋服を包んでいたであろう、透き通った薄紙が無造作に散らかっていた。

 ――うわ、あ……

 わたしは声を上げそうになった。

 平べったい白い箱には紺色のリボンがかけられていて、そこに小さなカードが挟んであった。

 カードにはローマ字でわたしの名前。


 Inori Nishimine


 西峰いのり。それがわたしの名前だ。わたしは、プレゼントのように用意された制服に感激して、しばらく言葉を失ってしまった。そっとリボンを外して蓋を開けると、おしとやかに畳まれた紺色のメイド服が、まるでドレスのように見えた。

「こんにちはー!」

 いきなり後ろのドアが開いて、大きな声が響き渡った。今度は「おはよう」ではない。

 ビックリして振り返ると、メガネをかけた小柄な少女が目を真ん丸にしてわたしを見ていた。

「ああーっ、すんません! 着替え中……じゃないですよね? よかった。わーっ、それ制服ですかーっ!?」

 彼女は一息でたたみかけるようにそう言うと、ドアも閉めずにテーブルまで走り寄ってきた。そして思い出したようにドアまで駆け戻って、バタンと閉めて、また走り寄ってくる。なんだかひよこみたいだ、と思ってしまった。

「かーわいいーっ! 早く着ましょう!」

 ニコニコと笑いながら、本当に嬉しそうに服を手にとって彼女は言った。茶色く染めた髪がわたしの顎の高さで揺れていた。

 何度も言うがわたしは饒舌ではない。というか、考えて喋るのが苦手な方なので、次にこう言うまでけっこう時間がかかった。

「えっと、それ……。わたしの服なんで……」

 彼女は大きな目をますます見開く。

「えっ? あっ! 本当だ。あたしの名前が書いてある!」

 彼女は自分のネームプレートを誇らしげにわたしに見せた。

「というわけで、裾野亜実って言います! よろしくでっす!」

 歯を見せて笑う彼女を、わたしは羨ましそうに見つめていた。

 よくよく考えたら、人見知りで口下手なわたしがどうして受かったのだろうか。

 実際、このバイトは時給がいいこともあってかなりの女性が採用面接に来ていた。わたしが訪れたときには、まるで真冬の内科医院みたいにずらりとアルバイト候補者が待っていたし、この事務室で行われた面接も一気に三人ずつだった。

 時々不意にカタコトになる店主の面接は型どおりの簡単なものだったが、最後にひとりずつ握手をしていたのをわたしは思い出す。そのしぐさが実に自然で、この人は間違いなく外国生まれなんだな、と納得したものだ。

メイド服を着終わってから、わたしは思い出したように自己紹介した。

「西峰いのりです。よろしくお願いします」

 そう言って大袈裟にお辞儀をする。なんだか照れくさくて顔が真っ赤になった。

「はい、よろしくお願いします! えっと、もうひとりは――カヤマユイちゃんっていうみたいですね。フロアにいたおねえさんだな、きっと!」

 いちいち元気に叫んでから、亜実ちゃんはフロアに出て行った。

 するとその〝おねえさん〟が、スカートの裾を優雅につまみ上げてひょいとお辞儀をしていた。

「どうも初めまして。香山遊衣と申します。ちなみに〝ユーイ〟ね。ユイじゃなくって」

 なるほど、ローマ字ではそこまで判断できなかったわけだ。そして事務所での亜実ちゃんの声は、すべて筒抜けだったというわけだ。

「カーテシーは片脚を内側に曲げる。基本中の基本だ」

 そう言ってマスターがカウンターから出てきた。

「カーテシー?」

 三人が揃ってきょとんと首を傾げた。マスターは呆れたようにため息をついて、自分の片足をなにげなく曲げて見せた。なるほど、お芝居の最後のカーテンコールで、演者がやる挨拶の動きだ。それを「カーテシー」と言うなんて、今まで知らなかった。

「……そこから教えなきゃならんか……」

 この時点で他のふたりのうんざりとした感情が伝わってきた。実を言うとわたしもそうだった。うきうきした初バイトの明るい気分が、まさに地雷を踏んだかのような気まずさに変わる。

 緊張を顔に出したわたしたちの前で、マスターが立ち止まった。

「私の名前は伊佐屋いざやショウマです。よろしく」

 どことなくぎこちない自己紹介だった。わたしたちが『マイネームイズ……』とやるような感じに聞こえる。

 ここでわたしはじっくりと伊佐屋さんの顔を見たが、やはり日本人にしか見えなかった。中国人や韓国人、台湾人など顔の似たアジア人は他にもいるけど、少なくともわたしの直感は彼が日本人だと告げている。そして伊佐屋さんは、おそらく二〇代後半から三〇代前半くらいの年齢の、目鼻立ちの整った好青年だった。雑な言い方をすればしょうゆ顔のイケメンというところだ。

「この〈リリーズガーデン〉は私の喫茶店だ。メイドカフェというのは、私が日本に来て初めて知った呼称だが……それ以上に当てはまる肩書きがないのでそう呼ぶことにします。ただ、私の専門は紅茶なのでコーヒーはそもそもメニューにない」

 わたしは亜実ちゃんと顔を見合わせた。この時点で、伊佐屋さんが海外生まれなのは確定したようなものだった。そうなると、やけにリアリティのある店やメイドへのこだわりもわかるような気がする。

「君たちはただの給仕やウエイトレスではなく、伝統あるヴィクトリアン・メイドの作法をもってお客様をもてなしてもらう。私はそのための所作を諸君らに教えていくつもりです。どうぞよろしく」

 そう言うと、マスターは疲れたようなため息をついた。なんとなくその仕草に親近感を覚える。わたしのような口下手な人間なら、たくさんの言葉を発するとそれだけで疲れてしまうからだ。

 それから三〇分ほど、わたしたちは〈リリーズガーデン〉のメイドとしての作法を習った。お辞儀の仕方や歩き方、お盆の高さに食器の置き方、片づけ方まで、驚くほどディティールの細かい内容だった。

 特に運ぶお盆の高さは、メイドそれぞれの基準ではなく、床から何センチというのが基本になっているようで、おかげで身長にやたら差があるわたしたち三人は、それぞれ身体の違う位置にそれを維持して持ち運びをしなければならなかった。小さな亜実ちゃんは特に大変そうだ。

 ひと通りのレクチャーのあと、気疲れから額に汗が浮かんでいた。するとそれすら注意された。

「メイドは洗練された家具だ。家具は汗をかいてはならない」

 そんなのひどい例え方だ、と思う。でも歴史あるロココ調の家具だとしたら、それはそれで価値がありそうな気もするけど。

 開店までわずかな時間に迫ったとき、マスターは静かな足取りで少女の絵の前に向かった。

 あの大きな少女の絵は、カウンターと向かい合った壁に堂々と飾られていた。

 わたしは持ち前の観察力から、それが不思議な位置にあることに気づいていた。机や椅子の関係から見て、その少女と向かい合うような席がひとつもないのだ。椅子はすべて〝絵の少女〟から見て横向きに設置されているし、カウンターに座れば背を向けることになる。どちらかというと席の設定の方が奇妙だといえるだろう。

 唯一、彼女と向かい合うのはカウンターの中のマスターだ。

 なにかそれが、特別な意味を持っているような気がしていた。

「こちらへ」

 手招きに応じて三人のメイドが集まった。

「可愛い絵ですね。モデルがいるんですか?」

 物怖じせずに遊衣さんが訊ねる。マスターはふと少女の絵を見上げた。

「彼女はリリー。この店の〝主〟だ」

 亜実ちゃんがへえ、と声を漏らす。絵の中の少女は美しいお庭に佇んでいる。庭の中のリリー。このお店が〈リリーズガーデン〉と名乗るのはそこに由来があるのだろう。

「ここで私の元にひざまずきなさい」

 不意の命令に、みんなが顔を見合わせる。なんだか急に時間が止まったような感じだった。

「君たちはメイドだ。まずはひざまずき、従順であることを示さなければならない」

 しかし誰も動けない。わたしは正直、その命令はメイド喫茶のアルバイトの領域を超えているように感じたし、他のみんなもそうなのだろう。特にプライドが高そうな遊衣さんの反応はもろに顔に出ていた。誰がどう見てもムカついてます、という顔つきだった。

 しかし、最初にケロッと諦めたのも遊衣さんだった。

「なるほど。そういうことね」

 そう言うと彼女は、ふわりとスカートを翻して、優雅に膝を折ると三つ指をつくようにしてうなだれた。顔をちょこんと傾け、上目遣いで伊佐屋さんを見上げる。

「これでよろしいでしょうか、ご主人様?」

 そのあまりの可愛さに胸がきゅんとしてしまった。しかしけっこうあざとい仕草だったので、逆に「演技です」と宣言しているようなものだ。

 結局わたしと亜実ちゃんも、彼女を真似するように床に跪いた。

 きっとこれにもなにか由来があり、細かな作法があるのだろう。しかしお客さんの前でいちいち跪くとなると、腰が痛くなりそうでちょっと不安だ。

 だが、伊佐屋さんはなにも言わなかった。なにか言葉を呑み込むように口をもごもごさせ、しまいにはぷいと後ろを向いてしまった。

「君たちは……いや……」

 そう呟きながら玄関のドアに向かい、出て行った。どうやらこのまま札を『OPEN』にして開店するつもりらしい。

 わたしたちは納得できないまま、しばらく立ち上がることも忘れて押し黙っていた。




 意外と言うべきか想定内と言うべきか。初日のお客は少なかった。

 開店したお店は一度はチェックせずにはいられない、という雰囲気の年配の女性がグループで来店し、それが三組くらい続いてぱったりと止み、そのまま午後六時に閉店となった。

 初めてのウエイトレス体験で(しかもメイドカフェ)お辞儀や接客もぎこちなくなってしまって、失敗もあったが必死だったので時間が経つのは早かった。それでもお客さんがいない時間の方が長くて、そういうときは自発的に掃除したりしてみたものの、さすがに新品のお店なのでどこも汚れていなかった。

 オープン直前の〝ひざまずき〟が何かと尾を引いていて、亜実ちゃんや遊衣さんともあまり口をきけなかった。とはいえ、仕事中に私語をしていたらそれこそ伊佐屋さんに怒られそうだけど。

 閉店処理というのもなくて、黙々とレジのおつりを数えるマスターを尻目に、私たちは事務所で着替えを済ませ、「お疲れ様でした」と声をかけて店を出た。もちろん、次のシフトの確認とかタイムカードの入力とか、当たり前の作業はしてからだけど。

 あとひとつ、初日の仕事でわかったことがあった。

 最初のお客さんの注文を遊衣さんが通そうとして、大きな声でカウンターに声をかけた。

「マスター、ダージリンのストレートふたつでーす」

 すると伊佐屋さんは、遊衣さんを呼び寄せて品のない復唱をしないように諫めたあと、こう言ったのだ。

「わたしのことは主人マスターと呼ぶな。店長でいい」

 それがどういうこだわりなのかはわからないが、「この店では伊佐屋さんのことをマスターと呼ばない」というバイトルールがひとつ、決まった。




 午後七時一〇分。

 疲れて少しうとうとしてしまった。わたしはこうやって今日の出来事を反芻してから、のそっとベッドをおりてキッチンに向かった。

 今日は母親が帰ってくるのだ。

 この表現は自分をやたら惨めに思わせるような気がする。だけどわたしにとって母親のいない家は日常であって、いわゆる鍵っ子時代も長く、ひとりで生活することにも慣れてしまった。

 ちなみにうちには父親もいない。どちらかというとそちらの方が寂しく感じるものだ。

 高校の最寄り駅から各駅停車でふた駅離れたところにある、駅前の2LDKマンション。生活は便利だけど決して広いとは言えない我が家は、ひとりで暮らすとちょうどいい大きさに思える。

 ちなみに母親が帰ってきても嬉しいという気持ちはあまりない。彼女はいろいろ特徴がある人間なのだ。

「ただいまー」

 大きなトランクを引きずるようにして、我が母・西峰律子が玄関をくぐる。彼女はトランクを放り出したままリビングのソファに沈んで、いつも通りあそこが痛いだのここが辛いだの独り言を呟いていた。濃いめのサングラスをつけ、頭に大きな帽子をかぶったままの装いで。

「いのりー。いつものー」

 女主人が命令する。はいはい、わたしはメイドですよ。

 わたしはポットに湧かしたお湯をティーカップに移し、ティーパックを入れてしっかりと成分を抽出したあと、スプーン一杯のハチミツと薄切りのショウガを入れて軽くかき混ぜた。

 それをサッとソファのテーブルに置く。その仕草には、完全にバイトで覚えた所作が出てしまっていた。

「なんか妙に手際がいいわね」

 母は訝しそうに笑ったあと、わたしが淹れたジンジャーティーを熱そうにすすった。

「うーん、生き返るー」

 その声は驚くほど透き通っていた。まるでCMのように洗練された一言に聞こえる。一週間に及ぶ地方での〝仕事〟を全力でこなしながら、ささやかにも痛んでいないノドの強さには頭が下がる。

 わたしの母にはもうひとつの名前がある。


――悠木律子。ちなみに源氏名とかじゃない。


 わたしの母は舞台を中心に活動する女優なのだ。

「そういえばあんた、喫茶店でアルバイトはじめたんだって?」

「う、うん、今日から……」

「道理で手つきがいいはずだわ。どんな仕草でも即座に吸収。それって特技じゃないの~?」

「……」

 母が何を言いたいのかはわかる。それは誰にも知られたくないわたしの〝秘密〟に関することだ。

「どんなお店?」

「どんなって、普通だよ」

「前田橋駅の近く?」

「お母さん、お願いだから来ないでよ!」

 わたしは念を押すように言った。誰だって、思春期やら反抗期やらの娘のバイト先に、親が来てほしくないとは思うものだ。でもわたしにはもうひとつ深刻な心配があって親を遠ざけたいという気持ちがあった。

 もし、お客さんの中に――そしてバイト仲間の中に、〈悠木律子〉を知っている人がいたら。

 そう考えるだけで背筋に悪寒が走る。わたしが何をしたわけでもないのに、どうしてこんなに生きづらいのだろう。

「もういっぱいおかわりー」

「自分で淹れて。そこにショウガあるから」

 と言いつつ、まな板の上にはしっかりともう一~二杯分のショウガがスライスされている。手際に加えて気配りまで万全だ。たまに帰ってきてもなにもしない、うるさいだけの母親のために。

「今月はラジオと講演のお仕事だけ。しばらくは家にいられるからね。今のうちに進路面談とかないの?」

 わたしはそのデリカシーのなさにムッとした。

「あたしまだ二年生だよ? たとえあっても芳野のおばさんに頼むからいらない!」

 わたしはますます疲れがのしかかってくるような気がして、首をぐるぐる回しながら自分の部屋に戻った。

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