創作余話〔2019年〕

年明けに、完結を射た

 眼が覚めた。枕辺のアナログ時計が「朝の7時55分」を示していた。洗顔後、台所に行き、電気ケトルにミネラル水を注いだ。

 沸き立ての湯で、インスタントコーヒーを淹れた。シュークリームを齧りながら、熱いやつを飲んだ。窓外に元旦の青空が広がっていた。シンカワさんの初苦笑を誘ってから、居室に二杯目のコーヒーを運び込んだ。


 年賀メールの送信を終えてから、三杯目を飲んだ。その後、愛機を起動させた。メクるを呼び出し、闇塚日記の「あとがき」を書き始めた。こういう文章が苦手である。だが、これを書かないと、補綴版の幕がおろせないし、先にも進めぬ。懸命に書いた。雑記系にかかる倍の時間を要した。


 ぴよぶっくの閉鎖告知を読んだ際、脳裏にまず浮かんだのは「日記はどうするのか」であった。結局、転生させることにしたのだが、大変な難業であることに気づき、作業中、幾度も頭を抱えたものだ。

 なにしろ、4年分の日記を90日で転生させるのである。やってもやっても終わりが見えない。ゴールのないマラソンを走っている気分に襲われた。最終日記の転生を終了させた瞬間、キセキでも起こしたかのような錯覚を覚えた。まあ、ある意味これは、キセキと云えるかも知れない。


 あとがき投稿後、作品説明を書き直し、それから、エンドマークを刻んだ。長い旅だった。不満足な部分もあるが、ともかくやり遂げたのだ。相応の達成感にひたりつつ、コーヒーで乾杯した。小豆最中を食べながら。〔1月1日〕


[シンカワメグムさんのコメント]

改めて、あけましておめでとうございます!

数か月にわたり格闘した転生作業が無事に完了して良かったです!

ε-(´∀`*)ホッ

闇塚さんのご自身の作品に対する愛情が、形として残せましたね!

特に闇塚日記 補綴版は読み返す度、色んな記憶が蘇ります。

コメント迄残して頂き、本当にありがとうございました!!( ;∀;)


お疲れなのに、闇塚さん正月にお仕事ありですか~お仲間ですな~ため息。

休めませんな~疲れが全く取れませんな~⊂⌒~⊃。Д。)⊃

こういう時は甘いものしかありませんな~ってもう食べてますがな~!(笑)


青空の朝にシュークリームで思わず鍋子さん!と呼んだ気がしますが、

シュークリームと鍋子さん。何かに似ている…はて。何かって何だろう…


…………。 あ………っ 彼女だわあ~!!!


びっくりするほど鍋子さんは彼女に似ています。

彼女。そう。某菓子メーカーのマスコットキャラクターの〇コちゃんです。

古代魚闇塚氏。落書きで髪を載せてみたら彼女にそっくりでした(笑) 

面白かったので投稿します‼(`・ω・´)ゞ←早よご依頼絵をでかさんかい。

鍋子さんは自分にとってはこのイメージです。ご覧ください(・∀・)


[闇塚の返信]

あの閉鎖告知があってから、転生優先の生活が続きました。実際大変でした。まったく、ぴよさんもやってくれます(苦笑)。

『邪神』と『春夏秋冬』が残っていますが、こちらはぼちぼちやります。慌ただしいのは、もうイヤ。


シンカワさんの傑作コメントを「水没させてしまうのは惜し過ぎる…」と考え、独断で、日記といっしょに転生させていただきました。もし、問題がある場合は、おっしゃってください。対処いたします。


まさか、〇コちゃんが出てくるとは思わなかったですね(笑)。俺にはない発想です。シンカワさんの独創ですな。恐れ入りました。


早速拝見しました。この鍋子がランドセルを背負って、学校に通っている姿を想像したら、途端に吹き出しました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る