厨房

厨房は、ドールハウスを作った職人のこだわりなのか、水道からは水が、コンロからは火が出ます。

冒険者ならば、これだけの設備をと整えられたのならば、普通に生活を行うことが可能であることを察して良いでしょう。


マール : 毒はないでしょうか。

ゴーシュ : 「こだわりってレベルじゃねーな」

ダリア : 「これなら、干し肉と乾燥野菜でスープを作ったりできそうですねぇ」

エリカ : 「……迷宮の魔剣から供給されてる……のかな」

GM : 毒諸々を調べるなら、「探索判定」ですね。

マール : (ころころ) 4

エリカ : (ころころ) 8

ダリア : (ころころ) 6。 カリッこれは青酸ペロッ(笑)

ゴーシュ : (ころころ) 6

GM : ではエリカのみ、珍しい香辛料300G分を見つけます。

エリカ : 「ここにも……色んなものがいっぱいある……」(チリツモで割と収入が入りますね)

ダリア : カレー粉みたいなものでしょうか?(笑)

マール : 香辛料は偉大。

GM : 食べる用、というより、当時の食文化についての研究資料的な価値がつくでしょう。

マール : 風俗、文化的な価値ですね。

ダリア : あ~、それはかなり重要ですね。キルヒア様の使徒として、見過ごせません。

GM : ですです。

ダリア : 「昔はこんな香辛料がこの辺りでも手に入ったのですね……。いえ、あるいはこのドールハウスがこの香辛料が手に入った地域から渡ってきた……?」

GM : そしてアシュレイは、カトラリーセットから、すらり、とナイフを抜き取ります。

GM/アシュレイ : 「これ……、銀で出来てる? なにかに使えないかな?」

エリカ : 「銀って確か……」

GM : 皆さまは一本だけ、銀のナイフを手に入れました。

エリカ : この世界における銀の武器は通常の武器では攻撃が通じない相手、若しくは弱点が銀のモンスターに有効……って、ナイトメアは銀が弱点だった。

ゴーシュ : 「んー、アシュレイはもしかしてそこに銀のナイフがあると分かってたのか?」

GM/アシュレイ : 「……うん。なんとなく、ここかなって……」

ゴーシュ : 「やっぱりか。しかも、『なんとなくそれが要るような気がした』ってところかな。つまりこの銀のナイフはこのあとなにかに必要になるってことだ。おお、冴えてるな俺」

GM/アシュレイ : 「うん。うん! ゴーシュおにいちゃん、すごいね!」

ゴーシュ : 「俺だってたまには考えるしな」

エリカ : 「………!」(銀のナイフを目の当たりにして身体が震えている)

GM/アシュレイ : 「エリカおねえちゃん! どうしたの!?」

マール : 「ナイトメアは銀が苦手っていうけど、本能的ナンかね?」

ダリア : あ、ナイトメアは銀苦手なんですね……。

GM/アシュレイ : 「あんしんして、ボクたちはエリカおねえちゃんをいじめたりしないよ!」

エリカ : 「……いや、だ……」(あの日々が少しだけフラッシュバックする)

ゴーシュ : 「うーん、エリカ。お前は銀が苦手っつーけど、別に人間やエルフだって銀のナイフで刺されれば痛いんだし。そもそも『人間は鉄が弱点』とかわざわいわねーし。あんまり気にしなくていーんじゃねえの」

エリカ : 「……」(ゴーシュの言葉に反応して少しづつではあるが呼吸を落ち着かせる)

ダリア : 落ち着いてきた様子に、内心でほっとしています。

エリカ : 「……ごめんなさい」(と皆に謝る)

GM/アシュレイ : 「ううん、落ち着いてくれてよかった」

GM : さて、銀のナイフは誰が持ちますか? アシュレイに自衛で持たせる、というのもありですよ?

ダリア : う~ん……。エリカさんは流石に持ちたくないでしょうし……。ちなみに、必要筋力はいくらですか?

GM : 1です。

マール : 軽い。

ダリア : となると、アシュレイちゃんに持ってもらうのもありですねぇ。武器としてのダメージは期待できないですし。

エリカ : アシュレイ辺りに持たせるのが無難かなとは思います。

マール : ええ。

ダリア : これが武器でなくお守りとして効果を発揮するなら、アシュレイちゃんに持ってて欲しいですねぇ。

ゴーシュ : 「アシュレイが見つけたってことは、アシュレイが持つ意味があるってことじゃねーかな」

エリカ : 「……」(コクリと頷く)

ダリア : 「なるほど……それはありえるかも知れません」

GM : では、アシュレイは刃の部分をハンカチでくるんで、胸元にしまい込みます。

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