食堂

ダリア : ともあれ、次は順当に食堂、厨房と調べていく形ですかね~。

マール : みるからに一方通行ぽい。分散はリスクもあるし、このまま食堂、厨房といくべきかと。

ゴーシュ : ですね。

エリカ : ですね。

ダリア : ですね、固まって動くべきかと。

エリカ : 分散は……。

GM : ウンチクですが、西洋では客間は深い赤色で重厚感を出し、プライベートルームは淡い色合いでリラックス効果を狙っていたりしていたようです。

エリカ : そうなのですか。初耳学です

ダリア : ほうほう。色の与える影響も考えて作られていたのですねぇ。

マール : 病院などもはじめ、色による視覚効果は様々なところであります。しかし、ドールハウスでまでとなるとすごい。

GM : では、食堂に行ってみましょう。


色とりどりの前菜にスープ、チキン、パイ…食べきれないほどのおもちゃのごちそうが長いテーブルに並べられています。


ゴーシュ : 「うまそう……。おもちゃかよ」

ダリア : あくまでも玩具のなんですね。

マール : ほっ。昔、某同人ゲームで、ブリキのおもちゃらにごちそうされるんですが、それを食べたら体が材木になって、おもちゃの材料にされて皆殺しにされてエンドとかありました。

エリカ : おもちゃか。保存食持ち込んでよかった。

GM : ここで熱々のパイが出てきたら、まさに宇宙的恐怖のお部屋ですよ。

ダリア : 注文の多い料理店的な……。

エリカ : 怖い怖い……。けどそういうのがありかねないのが魔剣の迷宮。

ダリア : 持ち込んだ保存食以外口にしないのが正解っぽいですねぇ。

GM : ちなみに、ごちそうがオモチャだとわかって、アシュレイもがっかりしています。

マール : 保存食は全員が一週間分あります。わけあえば十分かと。

ダリア : 三日で戻れなかったら、商隊の出発に間に合いませんし(苦笑)

GM : 今思えば、賢い買い物でしたね。

ダリア : 最初に言い出したのはゴーシュさんでしたっけ。ファインプレイでしたねぇ。

エリカ : ですねぇ。

ゴーシュ : この前のセッションで、冒険者セットに含まれてると思い込んでて失敗したので(笑)

エリカ : 学んだ上で活かせるのはすごいことです。

ダリア : ですです。

GM : ちなみに、この部屋にも売値の付きそうなものを探す、「探索判定」がかけられます。目標値は8です。

エリカ : (ころころ) 9。

ゴーシュ : (ころころ) 9。

マール : (ころころ) 7。

ダリア : (ころころ) 4 。わぁい(笑)

マール : とはいえ二人成功しています。

GM : では、食器や燭台など300G分の調度品を見つけます。

マール : 「わーお」

エリカ : 「これも……置いておこう……」

マール : 持って帰れば小遣いにはなるでしょうけどどうなんですかね。

ゴーシュ : 「……しかしこれ外に出てもミニチュアサイズなのかな」

マール : ……正直、商談相手とやらに売るのなら、ならべく自然な形で残したいかも。調度品グッズが残ってる方が、商品価値はあがるでしょう?

GM : ああ、本物はオモチャと巧妙に混ぜてあるので、抜いたからといって、価値は下がりません。 むしろ、ここで見つけてあげないと、価値のわからない人間に値段も着けられずに売られる運命にあります。

マール : なるほど。ならば見当外れだったようですね。

GM : もちろん、重量制限もありません。

マール : となれば、もっていって小遣いにするのがいいかな。

ゴーシュ : ですねえ。

GM : ただ、RP的に美しくない、と考えるのなら、玄関に積んで、最後に運び出す方法を提案します。

マール : 正直コソ泥か押し込み強盗みたいであんまり美しくはないイメージも(笑)

ダリア : 絵画などを背負いながら戦う、というのもなんですしね。(笑)

エリカ : ですねぇ(笑)

GM : あ、ただ、あの女性の肖像画はアシュレイが今も大事に抱えています。

エリカ : やはり大事なものなのか。

ダリア : そんなに大事なものなんですね……。アシュレイちゃんなら、戦闘に参加させないつもりですし、問題ないかと。

GM : むしろ、アシュレイの両手がふさがってるので、変な所を触らないというメリットもちゃんとあります。

ダリア : なるほど、そういう考えもありですね(笑)

エリカ : そうとも言える(笑)

ダリア : これなんだろ~とか言いながらあちこち触るNPC、中々にやっかいですからね(笑)

エリカ : それで罠が起動した時には目も当てられない。

GM : あはは。


ダリア : では、次は厨房ですね。入る前に、厨房だということはなんとなくわかるでしょうか。 もしわかるなら、厨房は刃物があるから入るときに気をつけたいところです。

エリカ : これがホラーだったら、厨房にやばい奴がいそうなものだけど。

GM : おや、では、ドアの前で聞き耳でも立ててみますか?

エリカ : 立ててみますか

ダリア : 聞き耳、したいところですね。

ゴーシュ : ドアの前で聞き耳は基本。

エリカ : (ころころ)7

ゴーシュ : (ころころ)10

ダリア : (ころころ)11

マール : (ころころ)10

GM : では、物音はしないです。

ダリア : 大丈夫そうかな。あ、扉に鍵とか罠は?

GM : ぱっと見ないです。

エリカ : なら、進みましょうか

ダリア : ですね、念のためゴーシュさん先頭でお願いできればありがたいです。

GM : ヘイヘイ♪ グイグイ進むぜ♪

ゴーシュ : 「この真新しくて立派な鎧があれば大丈夫さ」といって先頭になって入ります。

ダリア : かっこいい。

エリカ : かっこいい

GM : かっこいい。

エリカ : 「……」(後ろについて行きます)

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