私の日々
宮瀧トモ菌
わたしのひび
両親が
だから、
初めて笑った。
初めて人見知りをした。
初めて立ち上がった。
初めてありがとうを言った。
だから、
新しい服を着た。
新しい言葉を知った。
新しい友達ができた。
新しい目標ができた。
だから、
本当の気持ちが言えなかった。
周りに変だと笑われた。
それでも
だから、
慣れないことに
休む
だから、
桜が咲いた。
ご飯が
目覚めたら
だから、
自身の無力を思い知った。
信じていた人に裏切られた。
家族が帰らぬ人となった。
いつまでも心が晴れなかった。
だから、
眼前に血が広がった。
不安で夜も眠れなかった。
取り返しの付かない状態だと言われた。
もう長くないことを
だから、
そろそろ、この人生とも決着が付く。
夢を
だから、どんな日だろうと
この命がどれほど続くのか分からないけれど
だから、
きっと、
私の日々 宮瀧トモ菌 @Tomkin2525
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます