無人島での暮らし


「概要」

 この文章を見るのもいいですが、実をいうともっと参考になるものを、あなたは無料で見られるかもしれません。イギリスの探検家、エド・スタフォードが本当に何も持たずに無人島で六十日間を過ごした動(1)が、まだディスカバリーチャンネルより公開されているはずですので、早いところこれを見れば大体どういう暮らしかがわかります。全四回です。そのうちサバイバル編は三回。

 一応ここでまとめるとすれば、無人島では心情を高く持つことが非常に重要になると思われます。強烈なのどの渇きのあまり海水を飲まないようにするとか、閉鎖環境で一人孤独にいることに対してくじけないことです。知識が乏しくても意欲があれば生き残る確率が格段に上がりますし、専門家並みに知恵があってもふさぎ込んでしまえば希望も無くなります。



「生き残るには」

 無人島では、サバイバルの四大要素の重要性は次のようになっています。水>火>食料>基地です。とにかく水は絶対に無駄遣いしてはいけませんし、雨は最大限に活用すべきです。そして火は、砂や岩が多く、かなり冷え込む無人島の夜の友達になってくれます。基地に関しては、比較的陸上の危険生物が少ないことから優先度は低めです。それでも雨で火が消えてしまわないよう、屋根は用意するべきです。心地よい睡眠のためにも、葉っぱなどの敷物やハンモックが欲しいところです。

 そして心情。いつ助けが来るのかわからない状況で、常に波の音を聞きながら長い夜を過ごすのは耐えがたいことです。ライターがなければ火も付きませんし、何もかもが思うようにいかないかもしれません。そういう時こそ希望を保つことが大切ですから、何か気分を楽にしてくれることを生活に取り入れると良いでしょう。薪の運搬など、単純作業に没頭したり、貝殻を集めたり。

 もう一つ、海岸には漂流物という強い味方があることを忘れてはいけません。釣り糸はそのまま釣りに使えますし、紐は建築に、ペットボトルは水の運搬や罠など様々な用途があります。前述のエドは、釘を酒などが入っていたであろう瓶に入れて底を傷つけ、切り離した底を使って火おこしをしていました。歯ブラシや靴まで落ちているかもしれません。豊かな文明品と、想像力を最大限生かして生き残るのです。




(1)「【60日サバイバル】ザ・無人島生活 | 火おこし (ディスカバリーチャンネル)」https://www.youtube.com/watch?v=8ARSkh4wp2E

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