詩 黄の柱

仲仁へび(旧:離久)

第1話



 黄金野原 背よりも高く


 草にまぎれて かくれんぼ




 見失った背中を探して


 駆け回った景色は セピア色




 大地と共に生きた


 世界は 黄金一色




 輝かしい時間が満ちて


 胸の中をあたためてくれていた




 実りの恩恵


 燃えて鮮やぐ世界




 命が満ち満ちていた


 光につつまれていた






「ストーリー」


 唐突に子供の頃の思い出が蘇る時があるのはなぜだろう。


 ただあたたかくて、懐かしかった時間。


 あの頃は、世界の全てがそうだった。




 胸の中に蘇るのは黄金色の景色。


 記憶の底に沈んでもなお、色あせない。

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詩 黄の柱 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032

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