短さゆえの共感を呼び込む、素敵な掌編作品

詩というものを書かない僕ですが、いや、だからこそ? 引き込まれるものがありました。
明るく、眩しく、時に不安定。そんな日本特有の『春』というもののエッセンスが、巧みに織り込まれています。
しかし、形としては実に単純明快であり、考えるストレスを読者に与えません。

世知辛い世の中ですが、だからこそ人情味溢れる情景描写が光ります。
こうなったら春夏秋冬揃えていただきたいですね(笑)