第8話 中学~高校
中学になっても小学校の顔馴染みプラス他の小学校の子達が増えるだけだったから、環境は、それほど変わらなかった。
学校で話せない事によって、困る事は、どんどん増えていった。授業は、難しくなり、クラスは、学級崩壊、分からない事があっても先生に聞けない、忘れ物をしても忘れたと言えず、時間を無駄に過ごす。
同級生には、変な目で見られ、何の為に学校に通っているのかよく分からなくなった。
義務教育の義務は、私にとって本当の義務だった。人目を気にし過ぎて、自分を殺して生きる。自分自身なのに自分じゃないみたい。
私が喋らない人だと知らない人でも誰かか「あの子、全然、喋らないよ!」と言うと、たちまち皆、離れて行く。本当は、違うのに、話したくないわけじゃないのに...
もうその通りに一生、演じて生きていかなきゃないのかな?
偽りの自分を演じてると、いつしかそれが本当の自分になり、本当の自分の姿を忘れてしまう。
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