第7話 不登校の子

 私は、不登校になりたかった。でも、なれなかった。何故なら、学校に行く事が当たり前だと思っていたから。もし、不登校になったら、うちの親は、無理矢理でも学校に行かせようとするだろう。そして、不登校の子を育ててしまった親として、世間体が悪くなるだろう。

 そんな事を思いながら、学校に行くという普通の行為をしないで過ごすという事は、私には、とても耐えられなかった。

学校では、全然、普通に振る舞えないのに...

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