第40話(訃報です)←このまんまの意味です

第四十話。区切りの話は何を書こうかと思っていました。

何を書くことになるのかと思っていました。


まさか、こんなことを書くことになるとは思いもしませんでした。

何もかもが信じられません。


題名のままの意味のことを書きます。

その手の話が苦手な方は、この時点でお戻りください。

























昨日(9月19日)は、私の六日出勤を終えての休みの日でした。

ちょっと朝はダラダラとして、ちょっとだけ遅く起きました。

歯を磨いて、洗顔して、冷蔵庫開けて、おかずのチェックして、お昼は何を作ろうかと材料を見渡して、「ま、お昼に作ればいいか」と思っていると、居間に置いているスマホの着信音が聞こえてきました。


なんだ? お母さんからの連絡事項か?

と思いながらカバーを開けると、そこには働いている店の名前が。

時間は八時を少し回った頃。


一抹の嫌な予感が過ぎった後は、

なんだよ。またチーフやらかしたか分からないことあるのかよ。


と思いながら出ました。

「はいはい?」と言うと、「橘さん?」と言う焦った声での確認が来て、その後チーフは言いました。


「〇〇さんが死んじゃった!」


「は?」

一瞬。どこの部門の○○さんだ? と現実逃避。

対してチーフ。


「だから、○○さん! 〇〇さんが死んじゃったの!! 夜中に救急車で運ばれて、そのまま死んじゃったの!!」


それは、ここ十年以上。それこそ、前任のチーフの時からある意味二人三脚で支え合っていた、もう一人のサブチーフの訃報を知らせる電話でした。



意味が、解りませんでした。

だって、その人は前日早番で、夜の七時にいいだけ笑って、盛り上がって、いつものテンションで帰って行ったんですから。


その日だって、「東京のエントリーの日にち決まった?」と問われ、「うん。四日の十時からだったから、その日、せめて11時出勤だったらいいんだけど」と言ったら、「ああ。なんか私に休みついてたから遅番は遅番だ。なんだったら代わりにエントリーしてもいいんだけど、支払方法とか本人確認いるとなると難しいな」と、言う会話をし、後にシフト出てから、他の人と出勤時間交換してもらったことを伝えると、「やったじゃん! 後は取れるだけだな。大阪の○○さんも、地方公演当たったんだよ。念願叶っていけるんだよ」と、自分のことのように喜んでくれる人でした。


韓国が好きな人でした。

東方神起が好きな人でした。

シャイニーと言うグループが好きで、その中でもテミンがお気に入りの人でした。

妹さんの影響でパンダ好きになった人でした。

お陰で私に送られて来るlineは、韓国アイドルとパンダの動画だらけでした。

私の趣味とは違うのに、自分のことと置き換えて応援してくれる人でした。

コラボ承認があったからと、買って来てくれるのに、世話になっているからと決してお金を受け取ってくれない人でした。

だから、お返しに沢山家で作っている野菜を贈呈していました。

私の家で作っている野菜は、店で売っているのより甘くておいしいから、醤油とか全然いらないと、大絶賛して喜んでくれる人でした。

産直に出していることを知って、わざわざ買ってくれて、その上、他の従業員に宣伝してくれる人でした。

山が好きな人でした。海より、山が好きだと言っていました。

コケが好きな人でした。

神社やお寺巡りが好きな人でした。

いつか一緒に山に登ってコケ見に行きたいと言ってくれていました。

連れて行きたい神社が沢山あるんだと言ってくれていました。


休みが全然重ならなくなったから、お互い叶わぬ夢と分かりながらの会話でしたが、一度本当に生きたいなと。会社が一日だけでも休みにならないかなと言っていました。新体制になり、それなりにみんな仕事に慣れたら、一日わがまま言って行っちゃおうかと悪だくみしたり、この会社が潰れたら、再就職する前に、お金出すから車出してとお願いしたら、むしろOKと、二つ返事で応えてくれる人でした。


いっとき、おかしな男に捕まって、ダークになったときがありました。

仕事そっちのけで男の元に走り、いらぬ誤解から一緒に遊びに歩いていた同僚をぶち切れさせて辞めさせたという一面もありました。


でもそれは男のせいもあったと思います。分かれるのに苦労していました。

でも、別れてからは男と付き合う前のように素敵な人に戻りました。


写真を撮るのが好きな人でした。

ちょっとした風景を取るのが好きな人でした。

お酒と食べることが好きな人でした。

最近では韓国料理にハマっていました。

色んな人と交流を持てる人でした。

人脈のとても広い人でした。

何かあったらそのコネ使って私を助けてと言えば、勿論と答えてくれた人でした。

私のストッパーになっていた人でした。

「頼むからもう社長や店長と喧嘩しないで」と言われたので、一応大人しくしていました。

私が鞭なら、その人はアメでした。

私が怖いお父さん役なら、その人は叱られた子供をフォローするお母さん役の人でした。


上げたらきりがありません。


お母さんと妹さんと三人で川の字で寝るのですが、いつもどっちかの布団に乱入して睨まれたという話をしていました。

パンダのように転がってソファから降りるのを止めろと言われていると言っていました。

当たり前の会話でした。今でもまざまざと思い出されます。


それが、その人が、めっちゃ笑って話して帰っていた人が、九時間後にはこの世を去ったんです。


何を言っているのかと思いました。

ふざけているのかと思いました。

想いながら思ったのは、その人のお母さんのことでした。立ち直れないと思いました。

その次に思ったことは、あ~、休みだからベスト洗っちゃったよ。エプロンして行かなきゃ。

その次に思ったことは、あ~、羽織ものも珍しく洗ったんだった。着て行かないのは夜寒いから、うん。生乾きでもいいか。会社のハンガーにかけて置けば乾くだろ。

で、その次に思ったことは、うん。とりあえずお昼今から作らなくっちゃ。あ、作りながらご飯食べないと時間ないな。


そんなことを思っていると、電話口で他の人たちの啜り泣きをバックに、チーフが言いました。

「だから、その、申し訳ないけど、今日……」

「うん。行くよ。何時からだっけ。十時? 分かった」


了解して、電話を切って、思ったことを実行に移して、小屋で仕事をしていた母に、サブチーフの訃報を告げて出勤しました。


頭が回っていませんでした。

何で? と思いました。

サブチーフのお母さん大丈夫かな? と思いました。

その一方で。

ただでさえ人いないのに、よりにも寄ってロングパートのサビカンできるサブチーフが居なくなった。さて、今後どうしようと仕事のことを考えている自分が居ました。


ある意味、薄情なのかもしれません。

現実主義と言うのかもしれません。

何と言うのか知りませんが、おそらく私は同時に二つのことを考え、仕事のことを考えることで冷静さを保とうとする傾向があるのだと思います。


常々私たちは、今の状況でどっちかが欠けたら、まずサビカンが立ち回らなくなると話していました。

何と言っても、ロングパートで頼れる存在になってくれないと困る一人はプライドだけは高く、叱られるのが嫌だから早く社長、チーフから降ろしてくれないかなぁ~と今だにの溜まっているらしいチーフと、私たちのことは心配するけれど自分は助けたくないしやりたくないと言う口だけの人と、遅番専門で入っているのに本当はやれるのに、やれないやれないと、やれないアピールして逃げまくる人と、出しゃばりはするけれど責任は取りたくないから、都合のいい時だけハマって来る無責任としかいないんですから。


やる気があって責任感がある人に限って扶養に入っている二人だけ。時間制限が掛かればますます働けなくなる人たちほど、ちゃんとやろうとしてくれているんです。


だから常々私は、「もしも二人同時に出勤できなくなる日が来たらどうするの? 困るの自分たちなんだから、今からちゃんとやって慣れないと大変だよ」と言って来てはやらせようとして来たというのに。まったく成長しなかったこの一年半。


その恐れていたことが現実となったのです。

それも、最悪な展開で。


だから、私はとりあえずチーフに言いました。

「とりあえず、今月は全部遅番か通し勤務やるから。あと、その人が休みの時はそのままでいいけど、私の休みの時も遅番で出るから」と。未だかつてない連勤と残業になるのは覚悟で言いましたが、帰って来たチーフの言葉がこちら。


「でも、橘さんにだけそうやって無理させて負担かけて、今度はあなたが倒れたらどうするの? その方が困るんだけど」


対して私、ぷつんと来ました。


「じゃあ聞くけど、私が無理しないでやれるの? こんなことになったとしても、サビカンの仕事ちゃんと責任もってやってくれる人が居るなら、いくらでも代わりを任せるよ。でも、もうその人はいないんだよ? 代わりになれる人は誰もいないんだよ? むしろ聞くけど、こんな状況になってもまだ、叱られるのが嫌だから、社長早く私をチーフから降ろしてくれないかな。なんていうつもり? そんなつもりで仕事してきてまともにサビカンの仕事ぜんぶ一人で出来ないでいる自分を棚に上げて私の心配? 心配するぐらいなら、安心できるような仕事してくれればいいでしょ? 第一、あなたは早番で帰るから関係ないかもしれなけど、遅番私抜きでサビカン大丈夫だと本気で思うの? それともあなたが遅番やってくれるの?」

「それは、別に、やってもいいけど。でも私すっかり精算忘れてしまったから、あなたがちゃんと教えてくれれば」

「どういう教え方がちゃんとした教え方なのか知らないけれど、ちゃんと教えてもちゃんと覚えてやってくれないと意味ないの。それに、遅番の人たちには私たちが居なくても出来るようにって仕込んで来たから、よほどのことがない限り大丈夫だから、チーフは夜のサビカンの業務だけをしてくれればそれでいいから」

「そ、それなら別に」

「と言うか、本来であれば、チーフであるあなたが、難しいけど頑張って覚えて行きましょって、他の面子にはっぱかけて一緒に切磋琢磨しなくちゃいけないのに、やらせるわけでもなく話をするでもなく来た結果がこれよ。いくら教えても覚える気がないしやる気もない面子に、これ以上どうやって私らは教えて来ればよかったの? 自分でメモとることもせず、人が書いたものを見るだけで、覚えた気になって、いざとなると何もできずにお客さんを30分以上待たせたそうだけど、そんなことになるんだよ?」


人によっては、言い過ぎだと思う方もおられるかもしれません。

冷たすぎだと思われる方がおられるかもしれません。


友人曰く。レジ業務だとしても人手不足なら人材派遣から人を連れて来る方法だってあるんだから、会社がソレをやればいい。ということですが、それをしないからこそ、深刻なんですよ、うちの会社。それだって教えるのは私になるんです。私だけが頑張る必要ない。有休獲れ。有休獲る権利はあるんだから、駄目だと言われた憲法違反だと言ってやれと言われましたが、休み取ったところで四六時中電話なられる方が気分悪いんですよ。思わず、あなたが務めている立派に保障して来る会社と違うんだよ。と思う始末。


とりあえず、何日出勤になるか分かりませんが、これまで逃げて来ていたサビカン候補者たちには「これまでと変わらないスタンスを取り続けたいなら続けてもいい。でもその代わり、私にだって限界があるから、こっちのことを考えない連中のことをいつまでも私が自己犠牲で考えてくれると思わないでね」と釘を刺し、他の面々には、日中でもレジが一台開かない状態になるし、労働時間延長になるし、休憩時間は一時間しか取れないと思ってと忠告すると、みんな「うん」と言ってくれました。


誰もがサブチーフが一人欠けることの意味を理解していました。


朝一からの衝撃的な報せの中、ふとお客さんが途切れた時。誰もがそっとハンカチで目を抑えていました。それだけ強烈に印象のある人だったんです。韓国ドラマの話や、食べ物やお酒の話、東京に行くとか行かないとか、ライブの話とか、それぞれがそれぞれに思い出があるんです。


遅番で来た人に突如告げたら、涙ぐみ、一人離れたところでレジを打っていた人が、いきなりサビカンに駆け込んで来るからどうしたのかと思えば、

「お客さん来なくて一人でいると、サブチーフとのこと思い出して涙止まらなくなった。だって機能だって散々話しして帰ったのに。元気だったのに。なんで? 一人でいるの辛すぎる」

と言ってボロ泣きするんです。


別な人は、愛犬が具合悪くて病院に連れて行くから遅れるかもと言う連絡を寄こしたときに訃報を知らされ、遅れることなく出勤すると、私の顔を見るなりお客さんたちの前で抱き着いて来て泣き出す始末で。


それでも私たちはレジ員なんです。

何も知らないお客様たちが来れば、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と虚勢を張って仕事をするんです。出来るんです。笑いかけられれば笑って話をし返すことが出来るんです。でも、そのあとまた唐突に涙ぐむんです。鼻水止まりませんでした。こういう時のレジは辛いです。きついです。



そしてもう一つ、何がきついって、他の部門の人が私にはれ物を扱うかの如き態度を取ることです。いつもは気軽に話しかけて来る人たちが、無言なんです。何か言いたそうではあるけれど、話し掛けてまでは来ないんです。


仕事をしていれば気が紛れるかと思っていましたが、何をするにもサブチーフのことを思い出すんです。この仕事しながらこう言っていたな。この仕事は率先してその人がやっていたな。こういうところは私がやるってやってくれていたなと。本来部門間を回って両替するのも主にその人でした。もうその人が回らないから私が回りました。歩いている最中そのこと思い出して、もうその光景が見れないと思って、行く先々で話をしていたであろうその人とは違い、私は話下手だし、ネタないのできっとつまらないだろうなと。そういう意味では店の大損害だなと。


多分、店長が死んだと言われてもここまでダメージはなかったでしょう。

ある部門の人が、「大丈夫?」と遠慮がちに聞いて来たので「大丈夫じゃない」とちゃんと言ったら、「今話しかけても大丈夫?」と両替最中に言うから『大丈夫だよ』と言ったんですが、二言三言話したら、と言うか、口を開いたらもう駄目でした。

相手もボロ泣き、私もボロ泣き。その部門に設置しているティッシュを大分使いました。


そうなんです。他の部門の人たちは、みんな私のことを心配してくれていました。これまで二人でやって来ていたのに、あの面子の負担を一人で背負うの大丈夫なのかと。今度は私が潰れるんじゃないかと、心配して声を掛けられなかったんだそうです。普段は私に近づかない人も、そっと私に近づくから、何かと思えば『大丈夫ですか」と聞くし、清算終わったときもカギ閉めの人が言葉選んで「お疲れさまでした」って言うし、皆の気遣いがキツかったです。


正直、ここまでダメージを追うとは思いませんでした。

恐ろしく心がないだかと思えば、口を開くと涙が溢れます。堪えられないんです。

思えば、この十五年ほどですかね。起きている時間は家族と顔合わせるより圧倒的に長く顔を合わせて言葉を交わして、お互いフォローし合いながら仕事してきました。

その相手が居なくなるんです。

ただでさえ、今何かやらかそうとしている社長の意図が見えずに、働くこと自体不安を抱いている時に、これはきつすぎます。


でも、一番きついのは、私ですらそうなんですから、残されたお母さんと妹さんです。職場ですら思い出が沢山あるんです。あちらこちらにサブチーフの残したメモがあるんです。独特の字が残っているんです。『鮭の半身』って書こうとしたら、虫偏書いて、危うく『蛙』の半身って書くところだった。言って、虫の字を塗り潰して、鮭と書いているんですが、それだって、魚に土二つじゃなくて、魚に主見たいの書いてて、線一本足りないじゃんwwwって言った二日前のメモが、今も電話の前に貼ってるんです。


剝がせないんですよ。なくせないんですよ。

私がそうなんですから、家の中なんて、その人の思い出だらけじゃないですか。

賑やかだったから、尚更堪えるじゃないですか。

心配で心配で、昨日は眠れませんでした。ほとんど眠れませんでした。


だから、ここに書き連ねています。

辛くて辛くて、涙が止まらないのです。


でも、帰って来ないんです。やるしかないんです。

夜中に別の人からlineが来て、死因は脳内出血だったのだと知りました。

頭が痛いとは言っていたなぁと思い出せます。でも、気圧の所為だと本人も言っていましたし、気圧が低い時、確かに何人か他にも痛がっていたので、本人も周りも誰も気にしていませんでした。


でも、もしかしたらそれが予兆だったのかもしれません。


皆さんも、時々にしろ、同じ症状が続き、それなのに薬が効きにくいなァということがあったら、一度ダメ元で検査してください。


友人の多い人でした。でも、お悔やみ欄には載っていませんでした。

lineのやり取りをしていた人も沢山いました。

スマホのパスコードが解らなければ、その人たちに亡くなったことを伝えることも出来ません。

万が一に備えて、誰かには伝えておくべきだとも思いました。


最後に、私がその人と交わしたやり取りは、

「あ~明日、橘さん休みかァ。橘さん休みだときついんだよなァ。疲れるんだよ」

「あ~わかる。私も○○さん休みだとそうなる。来るのおっくうになる」

「一人であれの世話は見切れない」

「解る解る(笑)」

「でも、頑張るか。明日ゆっくりしてな」

「うん。そっちもがんばって」


でした。

これから先、私がずっと一人で頑張らないといけなくなったじゃないか! 何してんだよ! 夢に出てきたら絶対に説教してやるんだから!!


そしたらきっと、「ごめんごめん。本当にごめん。まさかこんなことになるとは思わなくて」って眉毛下げて謝って来るんだろうなァと期待して。


でも、怒られるのが解ってるから夢に出て来てくれないかもしれない。

それでも、私は仕事に行かなくちゃなりませんので、行ってまいります。


さて、一時間かけて打ちました。

あと一時間半で出勤です。ご飯片付けて、おかず作って、洗濯干して、ご飯食べて。

変わらぬ生活は続きます。


どうか皆々様。ご自愛下さい。

突然の別れは、自分で思った以上に他人にダメージを与えるかもしれません。

交通事故は防ぎようがないかもしれませんが、病院と検査で回避できることはあるかもしれません。ご時世がご時世なので生きにくいところもありますが、どうかどうか、皆々様、少しでも普段と違う変調を覚えましたら、病院に行ってください。悲しませない努力をしてください。それでも防げないのが『死』なんですけれど。


あと二三日は切り替えが難しいです。


最後までお付き合いくださった方がおりましたら、ありがとうございました。

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