第9話(抑えきれない胸の内!!)この脚本家何なの(怒)

すみません。いきなり怒りマーク付けていますが、これ、一周回っての感想なんです。


私、物書き目指している割には本当に名前を覚えないんです。顔は分かるけれど名前を憶えていない俳優さんとか本当に多いし、自分で面白いと思った作品でも題名を覚えない。


そんな中、当然のことながらドラマとか映画見てても、あまり脚本家の名前って気にしたことはありませんでした。


正直、なんとなく覚えていたのは小林さんというかた。特撮ヒーローものや某巨人が出て来るアニメの脚本も手掛けていたと思うのですが、それですらなんとなく名前を見かける回数が多いなァ。程度で、名前までしっかり覚えていなかったんですが!


唯一ハッキリと名前を覚えた脚本家が居ります!

その人の舞台を見て、ええ、結局はアプリゲームにまで手を出して完全に沼入りしました。いい年こいて何をやっているのかと本気で自分に自問自答したりもしますが、そのお陰で作品作りと言うか、やってみたいこと書いてみたいことが沸き起こったのは事実で。


私の人生において、時々そういう転機になる作品って出会うんですよ。高校の時にラノベ作家になろうと目指した切っ掛けの作品は、夜中のラジオを聞くきっかけになりました。とあるバレーボールの漫画にドハマりした時はpixivと言うサイトにハマりました。そこで、わずかな行間からものすごい説得力のある作品を書いている方々を目にし、この人たちは何なんだと、心の底から思いました。てっきり公式でそんな設定があるのだと本気で思っていたくらいですし、自分の絵に他人様のキャラクターを落とす技術の高さ。この愛と沼の凄さと、動画づくりをしている人たちの凄さを目の当たりにし、この人たちの本業何なのと本気で思い。


そして今、その脚本家の舞台にハマり、数年嫌煙していたアプリに手を出して完全な沼に。一度生で見てみたいと、修学旅行以来で初めて都会へ出陣。その際、移動手段やらなんやらネットで調べまくって、グーグルマップの使い方を学び、個人的に趣味で使うには最大の紙幣をはたいて出陣したのが二年前。


その時は次も絶対にチケット取って生で見ようと思っていたのに、コロナですよ。コロナなんですよ! しかも一年で抑えられなかった!! お陰で、見に行きたくてもいけない!!


チケット争奪戦で負けたなら諦めも多少はつくのに、挑戦すら出来ない!!

仮に取れても、コロナが収まっていない以上、リスクは負えないんですよ!!

同僚さん気管支ぜんそく持ってるし、新チーフの旦那様はがんの治療中だし。人の命かけてまで趣味に動くことできないんですよ!!


それなのに、イベントは容赦なく色々展開してくれる東京(怒)

行けないっつーの!! 行く準備もお金もあるのに、行けないんだよ!!

なんなんだよもう!!


今となっては冗談ではなく生きる糧となっているのに!!


そんな風に私をハマらせた脚本家さん。初めから伏線のつもりで初めの舞台を書いたのか。次のを書く時に伏線になりそうなものを拾って来て書いているのか。


追い駆けるにつけ、驚きを提供し続けてくれる。

同じようにキャラクターを使って物語を書いてみろと言われても、何から手を付けていいか全くわからない。主役たちだけではなく、周りの登場人物たちにまで十分に感情移入も出来るし……と言うのは、単に私がそういう物語が好きだからと言うのもあるのでしょうが、あの生き様と死に様は心の底から大好きで。


だったら自分でも書けばいいだろうにと思うのですが、書けたら苦労しないんだよと、逆切れするレベル。本当に何で好きなものが分かっているのに書けないのか!!


登場人物多いのに、どうして不自然なく時間が進むのか。必要な情報と不要な情報。書くべきところと省くところ。未だに私にはよくわかっていません。いや、堂々と言うことでもないんですけれど。


ただ、この脚本家さんが凄いと思うのは、その舞台にのめり込むのは、結局登場人物たちのことをpixivでも読んで知っていたからと言う可能性も確かにはあるのです。事実、そのかたのオリジナルの作品を見て、同じ分量でハマれたかと言うと、そこまでではないので、多少ひいき目フィルターが掛かっているのかもしれません。


だとしても、むしろ逆に、自分で創作して生み出したわけでもない他人が作り出したキャラクター達を使って、あんなに自由に動かせるのか……。まったくもって意味が解りません。


終わりがあるからこそ自由に伏線のつもりでなく書いたことですら伏線にしてしまえるのかもしれません。そんなことを、今の私にはしている暇などありません。余裕などありません。


応募の原稿の段階で、この時こういっているけど続きがあればこれがこうなって、あれがこうなって、そうすればこの時のあれがそうだったのかって思わせることできるのになァ。なんて考えることはありますが、そんな伏線なんて受賞しなければ全て無意味なんです。


続編が作れる保証があるからこそできる力技。それが出来るだけの実力のある脚本家さん。舞台観る度に凄いと思います。さっさと舞台終わって欲しいと思うと同時に、永遠に終わって欲しくないと思う自分もいます。メインストーリーはちゃんと終わらせてもらって、スピンオフたくさん作って下さいとも思います。


だからこそ、一周回って好き放題こっちの(同じように舞台を見て沼ってる皆々様の)心をいい意味でも悪い意味でも掻き回して翻弄しまくっているこの脚本家を見ていると、嫉妬のあまりに腸煮えくり返って来るんです。


嫉妬も何も、そんなものを抱くのもおこがましいということは重々承知なのですが、ここまで圧倒的な差を見せつけられると、自分が憧れる存在を見せつけられると、追いかけることもできない自分が腹立たしくてしょうがないんです!


悔しくて悔しくて、その人みたいになりたいと思って、自分の作品にダメ出ししまくって、結局書けなくなって迷走して腹が立つということを繰り返して、疲れて書くのを辞めようかと思うことも多々あります。


でも、その人の舞台を見ているとやっぱり自分の作品もいつか誰かに演じてもらえたらと夢想してしまうんですよね。


ラノベだろうが何だろうが、歳を重ねても目が出なければ諦めるしかないのかなァとも思いますが、世の人々を楽しませている作品を生み出している人は何も十代二十代に限らないんですよね。三十代でも四十代でも五十代でも、皆で面白いものを出したいと思って努力し続けているんですよね。


そんなことを思って、自分に向いている合っている武器になるような作品を模索し続けないといけないんだろうなと思いながら、ちょっと自分の気持ちを落ち着けるために『思いつくまま』書き散らしているわけで……。


はぁ、ようやくちょっと気持ちが収まって来ました。

分かる人は分かる。分からない人にはちょっと誰のこと言ってるのか分からない。という内容でしたが、日の目を見ない物書き目指している物書きもどきの心の叫びだと思って、『しょうのない人だなァ』と苦笑の一つでも浮かべていただけたら幸いです。


あああああ、早くコロナ収束して!!

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