第26話 決め事 

俺は、決めた

一日三食、人間を喰う

食べる事で人間の弱い所がわかり

そして、調理方法が豊かになる

いたれりつくせり


と、言うことで今日の飯が無い

俺は、仕事帰りに食料を調達しなければ明日の主食が無い


仕事場の人達が話しかけなくなっていた

理由は分からない

毎週末、飲み会がある会社なのに

誰も、誘わなくなった。

俺は、そっちの方が気が楽だし

出世にはもう興味が無い

俺は、人間の大戦争の先陣をきって人間界の王となり

虫けら共を命が無くなるまで駆逐してやる


その日、俺は殺した女を

発展途上って所だろうか

幼い顔つきと肉つきだった。


初めて、食用として狩った獲物だ

いやらしい事も考えず俺は作業的に解体をしていく

万全に揃えた道具もあまり使わなくなった

だいたい、人間一体、一日で食べれない

冷凍するのも良いだろう

だが、今は鮮度の良いものを食したい


今日の飯は男なら一回はあこがれるだろう

漫画の様な骨付き肉を

俺は、肘をバキッてへし折り

肘から肩にかけての骨を切断し焼いて喰った


先日、殺した男から

メディアが騒ぎ始めた。


朝は、必ず俺の話題が取り上げられていた

殺人者はここに居るのに

誰も、俺を疑わない

朝から、笑いが止まらない


そんな日が続いた

ある日、警察が来た俺の家に

疑われている?そんな事はどうでも良い

殺せば良い


ただ、家の周りで狩るのは控えたほうが良さそうだ

全国、幅広く狩らなくていけない

でも、俺と同じ思考の人間なんていない


この、問題は早急に解決しなくてはいけない

仲間をつくる?どうやって

そいつが裏切ったらどうする


久しぶりに捕まることをイメージしてしまった。

一瞬、でも俺は


暴力で、頭と身体を支配してやろう

人間戦争の覇者となるために

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る