第22話 ターゲットは元彼女


俺は、次のターゲットを決めた。

真理子だ、

特別、顔が可愛いわけでは無いが愛想がとても良い

笑ってるだけで幸せな気分にしてくれる

不思議な力を持っていた子だ


出会いはあいつが17歳、高校2年生の時だ

バイト先で知り合って

あまり、話した事も無かったのに

休憩室で告白をされた

俺は、

はっ?と思ったが

嫌いでは無かったし

俺もどちらかと言うと好きだった事もあり付き合うことにした。


高校生と付き合って良いことなのか?

と一瞬おもったがお互いが好きなら気にする必要性は無い


お互い同じ時間を過ごして、何時からだろう俺のほうが真理子を好きになっていた。

どんどん俺は好きになる一方で真理子はどんどん離れていく感じがしていた

そして、気がついてしまった。

二股されている事を

最初は、だまっていたが、真理子が俺を避ける様になっていった


年上だし俺から別れを告げようとおもった。

そして、ふった

真理子は浮気相手の男と付き合う事になった。

その噂は一瞬で俺の耳に入った。


最初はムカついていたが

時間が経つにつれて

俺は、真理子の事を好きだったのか?

と考える様になっていった。


あまり、話してもいないのに

好きって言う奴なんて

おかしい

そう考えれば冷やかしかなんかだったのだろう


そんな事を思い出していたら

殺す相手は真理子しか考えられない


俺の心を弄び、ストーカー行為をしていた

今もしている可能性も0では無い


実家暮らしの女だ

工藤の時とは違う

殺すスピード

片付けるスピード

何より見つからないためのストーリーを念蜜に立てなくてはいけない


間違いなく、警察は俺の所にも必ずくる

元交際相手と言うだけで

疑ってくるだろう


完璧なまでのストーリーを作らなければ


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