第一階級悪魔の私でもムリでした！

悪いことがしたくなるお年頃-11

1、今朝唐突に現れた人が、アドラステアさんと楽しく話していた子供達を、半ば

　　無理やり連れていった

2、アドラステアさんは今療養中だったらしく、連れて行った人を追う体力はなかっ

　　たらしい

3、連れて行った人の名前は、レダと言うらしい

まとめるとそんな感じでした。

「わかりました。貴重なお話ありがとうございました」

「気をつけて行ってまいれ、エウロパ。戻ってくる頃には何か用意をしておこう」

「ほんとですか？ありがとうございます！」

私が出発の旨を伝えると、アドラステアさんは優しい笑顔でそう言ってくれました。

何を用意してくれるんでしょう。

楽しみです。

「ではまた後で！アドラステアさん！」

「幸運を祈る」

私はアドラステアさんに別れを告げると、軽い足取りで階段を登って外を目指しました。

また歩いて行くの嫌ですね、と思ったのですが、ここで一つ幸運が。

なんと、目的の迷宮（ダンジョン）はまっすぐ目と鼻の先でした。

なんで最初に気がつかなかったのでしょう…。

この距離であれば、ジャンプで行けますね。

エウロパちゃんジャーンプ！