最終話 400文字で終わらせてやるですの!!

「ふ、不覚でしたわ…」

私は呪いの影に体をむしばまれていた。


「自ら自滅するとは、僕が手を打つ必要も無かったな。」


影が濃くなり、神の顔が見えなくなる。


「終わりだ。」

神の声と共に影が私を飲み込んだ。






「…」

「おや、何ともありませんでしたわね。」

服の影を払い、真正面のお排泄物と向き合う。


「!何故死なない!」

予想外の出来事に、お排泄物は冷や汗を流している。


「世界ごと消滅した時に気がつきましたの。私、あなたの権能『不死』を奪っていたのですわ。」


「ぐっ、下衆が!」


「他にも奪いましたのよ。あなたの108の権能の内、102といった所ですわね。」


「貴方は、『何』を『いくつ』取られたか分からず、対抗する手段もあの呪いしか無かった。直接殺しに来なかったのもこれで説明出来ますわ。」


「おまえー!」

追い込まれたお排泄物はGの如く突進してきた。


「権能『奈落の太陽』」


「グワァ!」


お排泄物は文字通り滅菌された。


「大勝利!ですの!」

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