第4話 世界観が違いすぎるですの!!!

そこはそこら中に骨が転がる世界だった。


「世界観ががらりと変わりましたわね。きっと、お排泄物神の仕業ですわ。」


「うわー」


「やるとこは変わらなそうですわね。今助けに行きますわ!」


叫び声の方へ向かうと、スケルトンの群れが、骨でできた馬車を襲っていた。


「権能『コープスバスター』!」

ピッカァ!


「アリガトウ…アリガトウ…」

スウゥ…

スケルトン達は成仏した。


「お怪我は無いですの?」


「よくぞ、我を危機から退けてくれた。褒めて使わそう。」

馬車にはリッチロードが乗っていた。

「我は死王プアー。この世界の支配者であるぞ。」


「つまり、魔王ですわね!成敗致しますわ!」

「権能『コープスバスター』!」

ピッカァ!!


「ふっ、効かぬ。 」


「やりますわね!ならば、権能『真実の目』」

キラン!


「ああ、折角この姿になれたのに…」

死王の正体は転生前の同僚、

棒 便々(ジー ビンビン)だった。


「帰れ!ですの!」

バァン!


「うわー」


「これでよしですの!」

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