考えながら、感じます。

あまりにも有名な台詞が無敵の論破兵器となって以来、考える葦は、感じる葦に苦戦中です。
特に青春時代がいけません。
戦いは数です、お兄様。閑話休題。
考えることが悪いのではなく、否定方向に考えることが微妙なのです。
肯定方向に考えることは、エンターテインメントたり得るのです。
そんな本作です。
主人公の広斗くんとヒロインの凪海ちゃんは、清く正しくおつき合いしながら、いろいろなことをキャッキャ・ウフフと肯定方向に考えます。
リア充爆発しろ。閑話休題。
二人は考えながら、「楽しい」「おもしろい」「好き」を感じます。
読者も一緒に、「楽しい」「おもしろい」「好き」を感じられます。
それは人として自然なこと、考える葦なのですから。
でも葦ってどんな植物なんでしょう。
実はよく知りません。閑話休題。
考えること、感じることは、対立しません。
「楽しく」読んで「おもしろく」考えながら「好き」を感じる、それはとても素敵な時間だと思います。

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