第26話

「えっと今日は‥‥ゴブリンの魔石が62個で62000円となりますが‥‥獲物をスライムからゴブリンに変えたんですか?」


お、もっと効率良く殺せば6桁も夢じゃないな。


「はい。簡単に倒せることがわかったので」


「そうですか‥‥‥ですが気を付けてくださいね。たまにレアと呼ばれる、突然変異種が出ることがあるので」


そんなのがいるのか!


「例えばどのようなものがいるんですか?」


「スライムだと‥‥グリーンスライムという、通常青色のスライムが緑色の場合があるんです。」


「それは‥‥‥‥何か問題があるんですか?」


「もちろんですよ!通常のスライムは体当たりしかしませんが、グリーンスライムは酸を飛ばしてきます。

あと風魔法も少し使ってきます。

酸にかかれば服はもちろん武器も使い物になりません。一番は皮膚も溶かしてきます。

ゲームやアニメのように服だけ、とはいきません。

そして、落とす魔石は風属性で通常の倍の値段が付きますが、スライムの魔石は100円です。」


「100円が200円になってもたかが知れてますね。」


「ですので、グリーンスライムは危険で安い、大変人気のないモンスターです」


「それは出会いたくないですね」


本当に会いたくないな。


「金も受け取ったし帰ろうかな」


やることもやる気も何もないし、あとは寝よう

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