第4話 記憶が薄れていく

入退院を繰り返していた僕は保育園の年中さんから入園をした

髪の毛も長く良く女の子に間違えられていた。


外で遊ぶ事なんてほとんどしていないから色も白い

途中からの入園だったのと極度の人見知りで友達もいない


当時の僕は一人で砂場で土を丸くして砂かけて硬い土ボールを作ってフェンス向かって投げて割れたさまをみて笑っていたり

砂場でよく見かけていたミミズの尻尾を指でちぎってあそんたりカタツムリに塩を投げて遊んだりと陰気くさい子供だった


そんな日々を続けていたら

当たり前のようにいじめられる様になった。


幼稚園児のいじめなんて

せいぜい物を隠されたり、急に背中を押されて転ばされたりだったが

当時の僕は相当、精神的にきつかった事を覚えている。


そんな事をされていたら正義感の強い女の子が急にその嫌がらせを止めてくれた

髪は長くおしとやかな感じの女の子が僕を守ってくれた


それをきっかけに僕とその女の子は仲間はずれにされてしまう事になった

でも、僕は友達が出来た事の方が嬉しくて幼稚園に通う事が次第に楽しくなっていった。


これをきっかけにクズになる一歩を踏み出すことになる

たぶん、5歳

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