せかぼくラジオ第12回代打「100均でみつけたアレ」

忍「100均で面白いもの見つけた」

秋葉「え、何それサイコロ? でかくない」

忍「サイコロボールだって。四角いのにボールという不可思議な状況」

司「その不可思議な使い道のよくわからないものをどうしてわざわざここに持ってくるんだ」

忍「他に持っていく場所がないから」

司「……」

秋葉「ラジオなのにパーソナリティ不在で最近あいつ(※注ダンタリオン)サボり気味だからいいんじゃないですか。とりあえず今日は雑談で」

ダンタリオン「だれがあいつでサボり気味だって?」

秋葉「痛い! 今時こめかみぐりぐりしてくるやつとかいないわ! 早く手どかせ!」

忍「謎なアイテムを100均でみつけたので持ってきてみました」

ダンタリオン「ボールってことは投げて遊ぶこと前提だろ。ビニール製だし普通にぶつけてみたり」

秋葉「忍、そいつにそのサイコロボール渡すな。絶対オレに向かって投げつけてくる」

ダンタリオン「痛くないだろ、ビニール製だし」

秋葉「表面だけでもいいから否定くらいしておけよ!」

忍「でもボールだとするとサイコロである必要性はないわけで……ボールと名前がついているからにはきっと本当は夏に海とかで遊ぶものなんだと思うし……」

司「季節商品の話をしているとこれを公開している今とタイムラグが存在することがバレるぞ」

忍「この謎すぎる存在が気になってつい買っちゃった」

秋葉「全然聞いてません。というか聞こえているのにスルーしてますよ司さん」

ダンタリオン「賢明だな」

司「謎にしたってお前にしては無駄遣いすぎる一品だろ」

忍「だから。この無駄を無駄にしないために何か使い道」

秋葉「そんなこと言われても普通大人単独で買わないよ! 海かプールにでも行けば何か普通に使えるかもしれないけど。買ってくる時点でいろいろおかしいから!」

忍「そんな感じで使い道が謎すぎる、存在感が謎すぎるものに心惹かれるんだ」

ダンタリオン「まぁわからないでもないな。ボールは球状というのも先入観もあるだろうが」

秋葉「あー確かにラグビーボールとか楕円だけど」

忍「しかしここまで立方体でサイコロになってたらボールというよりサイコロだと思うんだよね」

秋葉「じゃあサイコロでいいだろ。使い道は相変わらず不明だけど」

忍「投げて5が出た人から帰れる」

秋葉「お前、この貴重な時間を……5が永遠に出なかったらどうするんだよ」

忍「帰れま10(テン)」

秋葉「全然10じゃないよね! 数字変えても6までしかないから!」

忍「じゃあ2回続けて投げて、前の目と後の目の出た数を足して10になった人から帰れる」

秋葉「お前すぐにそうやって問題解決に向かおうとするところすごいよな」

忍「確率的には単独で5が出るより組み合わせが多い分だけ早く帰れるような気はする」

司「……」

秋葉「司さんもなんとか言ってやってください」

司「秋葉が遊んでやってくれるか。ちょっと暑くて今日はそれどころじゃない」

秋葉「司さん、もう冬です。今のセリフ、夏に書かれたものをそのまま校正しないで使われた感じしかしません」

司「表現を冬向けに変えたところで言いたいことは同じだから」

ダンタリオン「本編にないやる気のなさっぷりと合理的加減だな」

秋葉「……本人遊んでるだけっていうのはすごくわかってるんですね」

忍「使い道がないなら枕投げみたいに投げてつけてみていい?」

秋葉「それさっきそいつが言ったのと同じ! 破壊力なくても人にものを投げちゃダメです!」

司「……(忍はドッチボールとか好きそうだな。避ける側にしても投げる側にしても)」

秋葉「と言うか今更なんですけど司さん今日は非番ですか?」

司「非番なんだ。非番なのにいもしなかったパーソナリティから事前日程もらってて来たらこんな状態で」

ダンタリオン「いるだろ、パーソナリティ」

秋葉「遅刻だよ。今日はもうラジオとして成り立ってすらいない」

ダンタリオン「まぁいい。せっかくだから引き続き使い道を考えるか。……そういえばずっと前に、帰れま10的な何かが」

秋葉「さっきも聞いた気がするけど、一応聞くな。6までしか目がないのに帰れま10ってどうやって」

ダンタリオン「そんなことは自分で考えろ」

秋葉「お前は少しは忍の素早い問題解決力を見習え!」

ダンタリオン「何の話だよ」

司「俺は公爵と忍の思考が一時的にでも一致したことの方が驚きだけどな」

忍「このボールが面白おかしいという点においては公爵との価値観は結構一致していると思うよ」


100均にはたまに謎で使い道が微妙ででも妙に欲しくなるものが多い

あと、帰れま10はそういう番組じゃなかったはずだ。

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