Track4 〈聖遺物〉殺人事件

## 00


「キャァァァァァァァァ——っ!!」


 手狭なステーキハウスの中で一つの悲鳴が生まれた。悲鳴を上げた女性の傍らには、目を見開いたままぴくりとも動かず、テーブルの上に突っ伏した小太りの紳士がいる。

 いや、「ある」と表現するべきか。なぜなら、その紳士はもう——


「し、しし、死んでます……ッ!! この人っ……!」


 ——もの言わぬ死体と化していたのだから。


## 01


 良いステーキハウスを知っている——そんな言葉に連られて来てみれば、そこはこじんまりとした印象の店だった。外観もあまり良くはなく、連れて来られたセナとしては懐疑的にならざるを得ない。


「おいしいステーキを食べさせてくれるって言うからついて来たんだけど、本当にここで合ってるんだろうね?」

「信じられないのなら、貴女は来なくてもいいわ。安いパブで店員の残飯でも食べてて頂戴」


 銀髪の少女——ルチアと名乗った——は挑発するように言った。

 なので負けじとセナも言い返す。


「そこまで言うからには、当然お金はくれるんだろうねぇ? とりあえず金貨100枚は欲しいところだけど」

「ご主人、威張って言うコトじゃないと思うっス」

「セナさん、金貨は飲食店じゃ使えないと思いますよ……あれはたしか、魔術師間の取引で使用するものなので」

「そうね、ファウスティーノの言う通りだわ。貴女、常識がないのね」

「……あれ? もしかして私の味方はいないのかな?」


 少しだけ孤独を感じつつ、3人に続いてセナは店に入った。外観の悪さゆえか、店内には空席が目立つ。客は、新聞を読む不健康そうな男、その向かいに座るフードをかぶった子供、気品を感じさせる令嬢、そして小太りの紳士——それで全部だ。


 セナは少し懐疑的になりつつも壁際のテーブル席に座った。ほどなくしてやって来た店員にルチアが「ワイバーンステーキ4つ」と注文する。


「……ここの店員、みんなゴーレムなんスね」

「そうなの?」

「はい。調理場の方からもヒトの匂いがしないっス」


 セナの目には注文を取りに来た店員さえゴーレムには見えなかったのだが、ルチアが頷いているところを見るに、どうやらそういうことらしい。


「ここは成金の爺さんが道楽でやってるようなところでね。つまみ食いしたり無断で野良猫にエサをやるような人間なんかより決められたことを決められたように実行するゴーレムのがいいってことで、店員はみんな人型イミテーションゴーレムなの。コックを含めて全て。……まあ、だから、密談や裏の取引にも使われるんだけどね」


 ルチアがちらと視線をやった窓際の席、そこには小太りの紳士が座っていた。懐中時計をしきりに気にしている様子なのを見るに、待ち合わせでもしているのだろうか。


「ルチアさん、あの人がどうかしたの?」

「そんな他人行儀な呼び方しないでって言ったでしょ、ファウスティーノ。昔みたいに、姉さんって呼んで?」

「う、うん。姉さん」

「よろしい」


 ルチアはにっこりと微笑んだ。


「——で、あの人が何か?」


 セナが問うとルチアはむすっとした表情になった。

 随分と嫌われたものだ、とセナは思う。【囁き】で改竄した記憶の中では、セナとルチアの言い合いケンカは行われていないはずだが、それでもこの態度であるところを見るに、どうやらセナは初めからかなり警戒されていたらしい。

 それでも、一応は、渋々といった様子で問いに答えてくれた。


「……実を言うと、ここに連れてきた理由はステーキの味だけじゃない。ここで、今日の昼、取引が行われると聞いたからよ」

「取引? もしかしてそれって、あのおっさんが金を持ってるのと何か関係あるんスか?」


 なにげなく発されたカイマンの言葉に、ルチアは眉をぴくりと動かした。


「どうして、金貨があると分かったの?」

「匂いっスよ。少しばかり、ヒトより鼻がきくんで」

「……そう。実際、これから行われるであろう取引ではかなりの量の金貨が使われるはずだから、それについては間違いないと思うわ」

「でも、金貨を使う取引って一体どんな……」


 弟の問いに、ルチアは顔を険しくした。


「危険な……とても危険な〈聖遺物〉の売買が行われるらしいわ。その名も【蛇視ナーガ・ゲイズ】。等級は青玉でその能力は、視線だけで人を殺せるというもの」

「視線……って、つまりそれは、」

「ええ。見ただけで人を殺せる、ということね」


 ルチアが首肯したその時。「こちらワイバーンステーキになります」人数分、料理が運ばれてきた。

 店員に先ほどの会話を聞かれていてもおかしくない状況であるというのに、ルチアはまったく気にも留めていない様子だ。店員が全てゴーレムであるというのは、おそらく本当なのだろう。


「——ひとまず、料理の方を味わいましょう。ここのステーキは食べないと後悔するわよ」

「いや。その〈聖遺物〉の話が気になるんだけど」

「……これを見てもそんなことが言える?」


 ルチアが示す先には、夢中になってステーキを食べている空腹少年の姿があった。言葉もなく、ただひたすら、夢中になってステーキを味わっている。


「話の続きは、ファウスティーノが満足してから。……元々、貴女たちには無関係な話なのだから、それでいいでしょう?」

「しょうがない。分かったよ。……ん、たしかにおいしい」


 淡白な肉の味わいをピリっとした痺れるような辛さの香辛料が引き締めている。ソースの酸味と塩辛さもほどよい具合で舌を大いに愉しませる味付けだ。付け合わせのポテトもほくほくとしていて食欲を増進させる。

 少しだけ甘味が強いのは、この世界のジャガイモの性質だろうか。かけられた塩はそうしないと味がしないからではなく、甘味を際立たせるためなのだろう。

 スイカに塩をかけるようなものだ。


「カイマンも食べてみなよ。それとも、ワイバーンは肉は種族的に問題が?」


 セナが問うと、カイマンは否定した。


「いや、畜竜ワイバーンごとき食うのになんの抵抗もないっスよ。ウチらとアイツらはヒトとウシくらい違うんで。それにまあ、このステーキがうまいってのは確かだと思うんスけど……臭うんスよね。何か、腐った果実みたいな臭いがうっすらと……」

「——っ! それ、本当!?」

「え、ええ……本当っス……あ、でも店の外からしてるっぽいので、ステーキには何の関係もないと思うっスけど」

「どうしたの、ル……姉さん」


 突然血相を変えたルチアに三人の視線が集まる。観念したかのようにルチアはため息をついた。


「さっき話してた〈聖遺物〉はね、モノとしてのカタチはしなびた果実だと言われているの。そしてまた、腐った果実のような臭いがするとも、言われているわ」

「つまり、この近辺にその〈聖遺物〉がある——そういうことか」

「ええ。警察が街中を巡回しているとはいえ、〈聖遺物〉なんて小さなモノであれば鞄の中に収納すればそれで十分隠せてしまう……取引相手はもう、すぐそこまで来ているのでしょうね」


(なるほど。街のあちこちで警官がピリピリした空気を放ってたのも、その取引が原因か……しかし、)


「……ルチア。この店の中に警官はいるのかな?」

「いいえ。いないはずよ」

「つまり、警察に取引現場を押さえられては困る理由があるわけだ」

「セナさん? どういうことですか、それって」


 ステーキを一切れ口に運んで、セナは説明する。


「まず、前提の確認だ。彼女——ルチアは〈聖遺物〉【蛇視】の取引について詳細な情報を持っている。そして、警官のロバートと顔見知りのようだ」

「ロバートって誰っスか?」

「私たちを捕まえようとした警官の一人だよ。ルチアが名前を呼んでた」

「…………思ったより、頭が切れるのね」

「バカにしてる?」

「まさか。褒めてるのよ」


 セナは釈然としないものを感じていたが、「……まあいい」と気にしないことにした。


「で、この二つの前提条件とさっきルチアが言った、『この店の中に警官はいないはず』という言葉——これら三つの情報から一つの結論が見い出せる。すなわち——」

「——姉さんは、警察に取引の情報を伝えてない!」

「大正解だ少年。それも、ただ伝えていないんじゃあない。意図的に隠していると見るべきだろう。もし、彼女に取引の情報を警察に伝えるつもりがあるのなら、いくらでもその方法はあったはずだ。知り合いもいるようだからね。なのにそうしていないということは——」

「あ、でもセナさん。〈契約〉で伝えられない状態にあるのかも」

「……ああ、なるほど。その可能性は考えてなかったな。でも、同じだよ、少年。その場合、警察に取引現場を押さえられては困る理由が彼女以外の誰かにあるということだ。なんであれ、売買を行う当事者以外にも、警察に情報が渡っては困る第三者が存在するというわけだ。それが誰かはさておき——だろ?」


 ルチアはステーキを咀嚼し終えると、ごくんと飲み込んで首肯した。


「見直したわ。貴女って、ただの不審者じゃなかったのね」

「不審者ってあのねぇ……私のどこが不審だと……」

「メイドじゃないのにメイド服を着てるところ」

「ゔ……それはまあ、うん。確かに不審だったかもしれないが、これには事情があって——」


 セナが反論しようとした、その時である。


 がしゃん。コップの割れる音がした。音の発生源は、例の小太りの紳士の席だ。


「………………」


 小太りの紳士は、テーブルの上に突っ伏していた。そこに、どこぞの令嬢なのだろう、気品を感じさせる女性がおそるおそる近寄っていく。そっと紳士の首に手を当てて、顔を青くする。


「キャァァァァァァァァ——っ!!」


 悲鳴を上げて、女性は告げた。


「し、しし、死んでます……ッ!! この人っ……!」


## 02


 女性に続いて不健康そうな印象の男が小太りの紳士の首に手を当てて脈を診た。しかし、結論は変わらなかった。


「大丈夫かい、コゼット」

「ホークス様? まあ、なんて偶然!」


 どうやら二人は知り合いのようだ。顔色を悪くした女性——コゼットを目の下に濃いクマを作った男——ホークスが彼女が元々座っていた席へと連れていき、座らせる。


「貴女は死体に慣れていないんだ。何も、率先して脈をとりに行くことなどないのだよ」

「ですが、私はアトリー家の娘……医者の家系に生まれた者として、当然の責務を果たしたいのです」

「相変わらず、強情だな君は」


 二人がそんなやりとりをしている一方で、ホークスの向かいに座っていた子供は死体の検分を開始していた。


「ルチア。あの子供は、放っておいてもいいのかい?」

「ええ。見た目通りの年齢ではないから」

「……そうか。なんとなく、私には見えた気がするよ。君を取り巻く状況が」


 とはいえ、その推理は後回しだ。今はそれよりも先に確かめるべきことがある。


「……【蛇視】で殺された人間はどうなるんだ?」

「聞いた話では、毒蛇に噛まれたのと同じになるらしいわ。つまり、あの〈聖遺物〉の力を使えば、視線だけで人間を噛み殺せるってワケね」

「それはまた、随分と強力だな……ちなみに、その能力の対価は? 〈聖遺物〉の行使には対価を伴うと聞くけど、【蛇視】はどうなんだ? 能力の強力さを考えるに、対価もそれなりに大きなものだと思うけど」

「それが……そうでもないのよ……」


 ルチアは煮え切らない様子だった。


「どういうことかな?」

「……ええと、隠しててもしょうがないから端的に言わせてもらうけど……【蛇視】の対価、それは——スプリットタンになることよ」


 裂けた舌スプリットタン——早い話が、ヘビ舌。


「それだけ?」

「それだけ」

「使うたびに舌が裂けてくとかそういうのは……」

「残念ながら」


 ルチアは首を横に振った。


「なるほど。その程度のデメリットなら、人を殺し放題なわけだ。……ヤバくない?」

「だから言ってるでしょう、危険だって」

「……でも、まだそれが使われたっていう確証は——」


 少年が気休めを言おうとした、その時だ。


「首に、蛇に噛まれたような傷痕。やはり例の〈聖遺物〉による殺人のようだ」


 ホークスがそう断じた。ルチアはため息をついて、


「残念ながら、彼の見立ては信頼できるわ」


 と言いながら二枚の写真をテーブルの上に出した。片方には先ほど亡くなった小太りの紳士が写っている。そしてもう片方は、顎ヒゲをたくわえた小汚い印象の男だ。


「この二人が、今回取引するはずだった二人よ」

「なるほど、この顎ヒゲ男が恐らくは犯人というわけか」

「つまり、このヒゲを捕まえてくればいいんスね。まだ近くにいるっぽいんで、臭いで辿れると思うっス」


 カイマンは胸を揺らして、自信満々に言った。


「そんなのダメ! 無茶よ! 犯人は【蛇視】を使える! 捕まえようとすればきっと、貴女も殺されて——」

「平気っスよ」


 あまりにもあっけらかんと告げるカイマンに、ルチアは言葉を失った。


「知ってるっスか? サイリュクスの魔術師曰く、ドラゴンの鱗には邪視を退ける効果があるらしいっスよ」


 コト、とテーブルの上に白い鱗を置くと、制止を聞くこともなく、カイマンは店の外へと飛び出して行った。


「……鱗、忘れて行ったら意味ないじゃない…………」


 ルチアのか細い声をセナは否定する。


「違うよ。これは、私たちを守るために置いて行ったんだ。少年も、そう思うだろ?」

「……ぼくには、分からないですけど、でも。信じたいです。無事に帰ってくるって」

「うんうん。それでこそ」

「あの、ところで……」

「ん?」

「ぼくの代わりにこれ、食べてくれませんか……? 食欲がなくなっちゃって」


 少年が指し示すプレートの上には、まだステーキが三分の一ほど残っていた。


「いいのかい?」

「お願いします……」


 少年はひどく残念そうな顔でセナに頼んだ。


## 03


 ほどなくして、カイマンは顎ヒゲの男を店に連行してきた。その目にはしっかりと目隠しが巻き付けてあり、〈聖遺物〉の力は使えないようにされている。男の方は手を縛られている状況であるのに力任せに暴れればなんとかなると考えているのか、抵抗していたが、その努力が報われる気配は微塵もなかった。


「ほんとに捕まえてきちゃった……」

「お疲れ様、カイマン」

「いえいえ。このくらいお安い御用っスよ」

「クソッ! 放せビッチ!」


 男が叫んで、セナは気付いた。カイマンの着衣が乱れていることに。


「……カイマン、まさかとは思うが、君。ヤったのか?」

「誘っただけっスよ。この店にゃ悪いっスけど、やっぱウチにはどんな絶品ステーキよりも下等なオスの下卑た視線が一番のご馳走っスねぇ……」

「そういう性癖はせめて隠しておくべきだと思うよ?」


 セナのツッコミも虚しく、その場の全員がカイマンの言葉には引いているようだった。


「ともあれ、こうして犯人を、〈聖遺物〉【蛇視】の持ち主を捕まえてきたんだ。ほかならぬ、カイマンが、私の仲間がね」


 わざとらしく言うセナに、ルチアが訝るような視線を向けた。


「つまり——」

「つまり、何が言いたいのかな。レディ」


 ルチアの言葉を遮ったのは目の下に濃いクマを作った男——ホークスだった。彼は試すような目でセナを観察している。


「なるほど。やっぱりそういうことだったか。ホークスさん、だっけ? 君が、ルチアの雇い主というわけだ。ああ待って、仕事も当てて見せよう。——探偵だろ? 君の生業は」

「……なぜ、そう思ったのかな?」

「ホークス、という名は警官が口にしていた。つまり、警察に名前を覚えられている人物ということだ。そして、警察もつかんでいない取引の情報を手にする調査能力の持ち主。なおかつ、死体に慣れている。関係あるかは分からないけど、医者とも繋がりがあるみたいだ。……公権力に属さず、しかし死体と縁があって、高い調査能力を有する職業となれば、探偵なんじゃないかとね。間違ってたら笑ってくれてかまわないよ」

「おや、それは困るな」


 ホークスは真顔で言った。


「そんなことを言われては、笑って君を讃えることができなくなってしまうではないか」

「つまり、」


 ホークスは満面の笑みを見せる。


「お見事だよレディ! 悪くない推理だった!」

「ついでに言うなら、この件に君達が関わっているのは、依頼を受けたからだ。『〈聖遺物〉【蛇視】を入手してほしい』とかなんとか——そういう依頼をね」

「……して、レディ。貴女は何が目的なのかな?」

「取引がしたい。私はこの犯人と〈聖遺物〉をそちらに引き渡す。それと引き換えにそちらは、私たちの依頼を無償で受けるんだ」

「なるほど。断れば警察に引き渡すつもりか」

「そうなれば、君達は困るんだろ?」


 ホークスは肩をすくめた。「やれやれ」と呟いて、


「とりあえず依頼内容を聞こう」

「ホークスさん!」

「ルチア、君は口出しするな。僕はいま、彼女と話をしている」


 ぐ、とルチアは言葉を詰まらせて、それ以上は何も言ってこなかった。


「依頼内容——それは人探しだ。ヴェリーゼという魔術師を探してほしい」

「「——っ!!」」


 ヴェリーゼという名を告げた瞬間、ホークスとルチアの顔色が変わった。


「……? 何か問題でも?」

「ああ。残念ながら、その依頼を受けるわけにはいかない。僕の沽券に関わる」

「どういう意味かな?」


 セナの問いに答えたのは、ホークスでもルチアでもなかった。

 子供の声が——幼女と呼んでも差し支えない——しかし威厳を孕んだ声がする。


「魔術師ヴェリーゼは探すまでもなく、もうすでに、ここにいるということさ」


 フードを被った子供が前に出てくる。彼女はフードを脱いで、その顔をセナたちの前に見せた。

 ——こけしのようだ。とセナは思った。

 切り揃えられた前髪。おかっぱのヘアスタイル。

 金の髪に紫色の瞳。子供らしからぬ気配をまとった佇まい。

 その姿を見て、少年は驚愕の声を上げた。


「師匠!」


 師匠、と呼ばれてヴェリーゼはその視線を少年の方へやる。


「まさかお前があの森から抜け出すなんてね……ティーノ。一体、どんな魔法を使った?」


 紫の視線には、余人の干渉を拒絶する気配があった。

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