23 才能の有無

 今回はちょっとダークな話。


 ワイはときどき、


「才能、あれへんのとちゃうやろか?」


 などと思うときがあります。


 単に器用貧乏なだけで、実際にはまるっきり評価されてへんやないか──と。


 ワイは大器晩成という言葉が大っ嫌いで、


「そんなもん、剥いた話が最後の最後までツキが回ってけぇへんってだけやないか」


 なーんて言い放ってしまったりもします。


 物は言いようとか、言い換えが大事とか言うけど、


「単なる詭弁やないか」


 と。


 まぁ、成功体験がないからなのかもしれませんが。


 ホンマやったら去年の段階でセミリタイアしてるはずが、コロナでグダグダやし。


 彼女なんかは「あなたには才能がある」と言ってくれますが、疑うわけやないけど、


「せやかて結果、出てへんのやで?!」


 というのが偽らざるところ。


 彼女を傷つけたくないんで面と向かって言ってませんけど「簡単に言いぃなや」ってときもあるにはあるのですよ。


 けど。


 自棄になりそうなところを、信じてくれる人がいてるから続けて、絶対このコだけは裏切ったらアカンって思ってるから、もうホンマは絶望的なのかも知らんけども、ギリギリのラインで踏ん張ってる──ってところはあります。


 ま、しんどいことをしんどいって言えてるだけ、まだ目はあるのかも知らんですけども。


 ホンマにアカンかったら言えませんからね(笑)。


 あの日μ'sやAqoursが教えてくれたように、最後の最後まで諦めたらアカンものなんですけどね。


 頭で分かってるはずなんやけどなぁ…。


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