2. 書籍化の流れ

2-1. カクヨム運営さんからメールがくる

 さて、書籍化がどんなふうに進んだのかを書いていきましょう。


 最初の連絡はカクヨム運営さんからでした。


「もしや『ミュゲ書房』の内容についてクレームか?」


 と思いましたが、


「カクヨムコンでは何も注意されずに読者選考を通過したから大丈夫なはず……さては書籍化の打診……」


 とすぐに思考は切り替わりました。


 予想通り書籍化についてのメールで、内容は編集さんからの面談希望。『ミュゲ書房』を読んだ感想も書かれていました。


 ここから先は、担当編集さん(以下、編集さん)と直接やり取りしました。


 当時のメールを見返したところ、私の気持ちをよく表している記述があったので(すっかり忘れていました)、抜粋しておきます。


 ―――――――

「それにしてもよくオファーをくださったものだなあと、嬉しいのはもちろんなのですが、〇〇(担当編集)様、△△(編集長)様のご判断にじんわりと感動し、同時に楽しい気持ちが持続しています。」

 ―――――――


 感動と楽しさ。


 これは改稿中も今も、ずっと持続中です。


 改稿が難航することもありましたが、それも含めてすべてが楽しかったです。

 これは編集さんの能力とお人柄のおかげです。

 誠実な仕事ぶりはもちろん、穏やかで優しくて落ち着いているという、私にとっては理想的な編集者でした。

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