第6話 創造

 私は夢魔(ムーマ)。


私は姉の遺伝子を解析し、それを基に姉の卵子を生成した。


そして、私の遺伝子を基にして、よりグレードアップした精子を創り出すことに成功した。


私はその二つをくっつけた。


私は機械の力を使って、それを育てた。


それが生まれた。


それは私の意によって動く。


それは自分自身で精子と卵子を作り、自分で妊娠する。


それは自己生殖で増えていく。


それは自分自身のホルモンをコントロールすることで性別を自由自在に変換できる。


それは社会の中に溶け込んでいった。


私は種を創造した。


私の意によって動く種を創造した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

MUMA @tsumemoto

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ