第4話

「え、パンツ脱げってこと?」


「うん、まぁ、そう解釈してくれて構わないかな」


困るだろ、流石に。

スースーしてこの時期寒いし、流石にノーパンは無理ゲーだろ。さ、諦めて俺を追いかけ回すのはやめろ。俺はそんな言葉を心の中で吐いた。

ところが、だ。

ここへきて。


西野は覚悟を決めたらしかった。

予想だにしない行動に出たんだ。


「今から脱ぐわよ。ちょっと待ってなさい」


「はぁ!?」


慌てて止めようとしたが、遅かった。

彼女は制服のスカートの中に両手を突っ込み、ススーッと何かを下ろした。


「お、おい、やめろ...」


マジで脱ぎやがった、こいつ...!


俺が慌てふためく側に回ろうとは

想定の範囲外...!!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る