【遂に日本人全体を差別し始めた欧米メディア】

 なぜか『会議に時間をかける奴は無能!』というキテレツな価値観を正しい、と断定している欧米メディアである。その狂った欧米メディアによる日本人攻撃はエスカレートする一方である。

https://www.asahi.com/articles/ASP295RD9P29UHBI021.html参照


「年老いた指導者たちの無理解ぶりを示す」

「日本のずれているエリートの典型」


 これらは森喜朗個人に向けられたものだが、遂には欧米人の中に日本人全体に対する攻撃に及ぶ連中すら出現した。


 国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は2021年2月5日の声明で森氏の発言を「金メダル級の女性蔑視」と論評し「はびこる女性差別をあらわにした」とまで言ってのけた。どこにはびこっているかと言えば、この日本に、ということである。


 興奮するとあちこちに話しが飛ぶ人間がしばしばいるが、この声明は正にその典型例である。


 私立医大が入試結果を操作して女性の合格者数を抑えたこと。

 女性が結婚後も元の姓を名乗ることが難しいこと。

 性暴力被害を訴えにくいこと。

 などを持ち出してくる。


 もはや森喜朗発言となにも関係が無い話しになり、遂には

『日本で男女間の不平等が残っている』と断定するに至る。

 その上〝日本人は俺たちの言うことに従え!〟とばかりに、『森氏の発言は、日本政府が女性差別・蔑視問題で早急に改革に乗り出すべきことを示している』と曰い、女性差別の是正に本腰を入れるよう要求し始めたのである。


 英米系以外も似たようなものである。ゴーン騒動以来、フランスは日本にこれほどの悪意を持っていたのかと日本人に気づかれてしまったフランスメディア。フランス人新聞・ルモンドは、2021年2月7日、森喜朗の発言について「年老いた日本の指導者たちの深い無理解ぶりを示すものだ」と報じた上で日本人一般に攻撃対象を拡大する。


 日本では企業などの女性トップが極端に少ないこと。

 非正規雇用で働く人の大半が女性であること。

 などを持ち出してくる。


 非正規雇用が増えたのはアメリカ合衆国による『日本には非関税障壁がある! 構造改革を要求する』という外圧を無秩序無節操に日本社会に取り入れた小泉純一郎と竹中平蔵の仕業なのである。

 よく、したり顔をする日本人の中に『日本は外圧が無ければ変わらない』と言って外国の日本人攻撃を肯定する輩がいる。しかしそうした言い分は『外圧が常に正しいことを言っている』という前提が無ければ成り立たない。間違った外圧を受け入れ続けていては国は荒廃し国柄は益々悪くなるばかりである。


 しかしフランス人からしたら日本が外圧を受けそれを受け入れた結果非正規雇用者が大量に増えたなどという事情はどうでもいいらしい。さすが格差社会の階級社会の国としか言いようがない。フランス人はとにかく『日本では女性が差別されている!』と言いたいだけの奴ららしかった。


 そしてルモンドなるフランス人新聞は最終的に『日本の古いジェンダー観』が残っている証しだと断定するのである。そしてこれだけではまだ言い足りなかったのかさらに尾ひれを付ける。

 森喜朗の謝罪会見については「いらだたしげで口先だけのものだった」と、自分達のいらいらを隠そうともせず、日本で辞任などを求める署名運動が起きていることにも言及した。

 自分達(欧米メディア)の価値観に服従する人間の存在は嬉しいことらしい。しかしソイツらは『外圧が常に正しい』と盲信するアホウであり欧米人の奴隷なのである。


 そしてこれらの欧米メディアや人権団体は、結局の所なぜ『会議に時間をかける奴は無能!』と断定したのかについて、未だ説明できないのである。

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