非絶対的な関係性(140字小説)
塩塩塩
非絶対的な関係性
「私とあなた、どちらが相対的にピアノでどちらが相対的にピアニストかは明白です」
四つん這いの男は言った。
観念し私は男の背骨を弾いた。
「ジャジャジャジャーン」
男が歌う『運命』は音が外れていた。
すかさず男は言った。
「ミスタッチ!」
男は相対的にピアノだが、相対的にピアノ講師でもあるのだ。
非絶対的な関係性(140字小説) 塩塩塩 @s-d-i-t
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます