第5話 洗濯物ためてから洗いたいよね


プルルルル プルルルル カチャ


マリン「もしもし、あっ、与志子ちゃん!どーしたの?」

与志子「今日、暇だから家行っていい?」


マリン「良いよー!千歌ちゃんも呼んどくよ!」


与志子「オッケー!んじゃ今から行くわ!」


マリン「はーい!」


カチャ


----マリン家----


ピーンポーン


カチャ


マリン「与志子ちゃんおかえりー!」


与志子「俺ん家じゃねーわ!」


マリン「千歌ちゃん、もぅ来てるよー!」


千歌「おっ、おはよう!」


与志子「よう、千歌!お邪魔します!」


マリン「今日は何して遊ぶー?!」


与志子「また、無駄知識言いたいだけだろ。」


マリン「のんすとっぷで、いっくよー!」


千歌の目がキラキラしていた!


マリン「落石注意は落ちてくる石じゃなくて、「落ちている」石に注意しろという意味なんだよー!」


千歌「すごーぃ!!」


与志子「千歌、騙されるな。タダの無駄知識だからな。」


マリン「与志子ちゃん、つまんなーい!」


与志子「つまらんのは、こっちじゃ!」


マリン「んじゃコレなら、どうだ!」


与志子「まだ、続くのかよ!」


マリン「蜘蛛にコーヒー飲ませると酔っ払うんだよー!」


与志子「蜘蛛にコーヒー飲ませる場面が、ねーから。本当に無駄知識しか教えてくれないな。」


マリン「私は全知全能の神なんだよ!」


与志子「また、それかよ!わかったから。。。」


千歌「与志子ちゃん、大丈夫?」


与志子「なにが?」


千歌「機嫌悪そうだったから。」


与志子「大丈夫、大丈夫。呆れてただけだから。」


マリン「のんすとっぷで、いっくよー!」


千歌「出た!今度は何が出るの?」


与志子は、テーブルに置いてある煎餅を、ボリボリ食べていた。


マリン「クレオパトラはエジプト人じゃなくて、マケドニア人なんだよ!」


与志子「マケドニアってどこ?」


マリン「え?知らない!」


与志子「おい!そこハッキリさせろや!」


マリン「しょーがないなぁ。もう1つ良い事を教えてあげるよ。」


与志子「話聞けや!」


マリン「自分の考えたジョークで笑い転げて死んだ喜劇作家が居るんだよ!」


与志子「え?マヂで?!」


マリン「まぢだよ!」


与志子「え?だれだれ?」


マリン「え?知らない(笑)。」


与志子「おい!中途半端な無駄知識やめろ!」


マリンは、やっぱりどこか抜けている。

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