関係者以外立入禁止(カブース)

 春、四月。

 伊豆でのチーム合宿から半年が経った。

 僕がヒカゲさん、マダラさんと一緒に参加することを決めた市民レースは、その名も『ツール・ド・日本一』。今年初開催となる長距離の市民レースだ。


 その特徴は、2020年に開催が予定されていた東京オリンピックの自転車ロードレースコースを走ることだ。

 オリンピックのレースコースでは富士スピードウェイのサーキットがゴールだが、この『ツール・ド・日本一』では一部のルートが省略され、ゴール地点が山梨県側の富士山五合目駐車場に変更されている。

 そう、僕が去年の六月に出たヒルクライムレースと同じゴールだ。

 ただでさえ富士山の麓に至るまでがアップダウンの厳しいコースなのに、最後に20kmの強烈なヒルクライムが控えているというのは、難度の高いレースになる。


 僕のホームタウンである稲城市の多摩川にかかる是政橋をスタート。

 稲城を南北に走り抜けたあと神奈川県に入る。

 津久井湖から山梨県へ向かう国道413号線を走り抜け、山中湖に出る。

 山中湖を通り抜けて富士山北麓を経由して、富士山五合目までのヒルクライム。


 合計距離約140km、獲得標高3,000mを超える凶悪なコース。これでも2020年にプロ選手たちが走る予定のコースから省略されている部分があり、比較的容易なコースになっているというのだから、ヨーロッパのトッププロ選手の実力は恐ろしい。


 ちなみに晩秋から冬にかけて市民レースのない間、マダラさんから「ヨーロッパの自転車レースを見ろ」「なんならDVDを貸す」「感想はどうだ」という執拗な推しを受けて、僕はわりとヨーロッパの自転車レースに詳しくなっていた。


 とにかく『ツール・ド・日本一』である。

 せっかく道路の舗装を整備したのに、肝心の2020年オリンピックが残念なことになってしまったので、コース沿いの自治体が「なにか活用できないか」と企画して始まった市民レースだ。自転車愛好家たちからの注目は非常に高かった。


(――当然、やつらも大会にエントリーしてくる)


 ヒカゲさんとマダラさんはそう読んでいた。

 注目度の高い市民レース――あくまでアマチュアのレースで、薬物検査のないレースの中で、注目度の高いものに絞って、『チームDTA』は出走と表彰台の強奪を繰り返していた。

 たった一年間で、市民レーサーの間では知らぬ者のいない強豪チームとして君臨した『DTA』の次の目標として、この『ツール・ド・日本一』ほどふさわしいレースはないだろう。

 この半年間、僕たちのチームもこのレースを目標に鍛え上げてきた。

 僕たちのやり方で、ドーピング野郎を追放ロール・オーバー・ドーパーズするために。



 稲城市、是政橋。

 第一回『ツール・ド・日本一』は、市民レースとしては破格の予算規模を誇っており、この橋の上下線すべてに交通規制をかけ、市民レーサーのスタート地点にするというぜいたくなことをやっていた。否が応でもテンションが高まる。


「今日の出走者数、5,000人以上らしいぜ」


 ずらっと並んだ出走待機者の行列を眺めながら、ヒカゲさんは口笛を吹き鳴らす。待機列が橋の上だけでは収まりきれないので、後方は多摩川のサイクリングロードに誘導されている。

 ヒカゲさんやマダラさんはこれまでの市民レースの戦歴が華やかなので、大会主催者から招待選手扱いを受けている。同じチームで出走登録した僕もその恩恵を受け、出走待機列のかなり前方を割り当てられた。前方からスタートすればレース序盤の展開がやりやすいので、これはありがたかった。


「では、行くとしようか」


 マダラさんの合図で、僕たち三人は揃いの白いジャージを着て列に並んだ。

 ざわ、と周囲の市民レーサーたちに驚きの声が広がっていく。


「高根ヒカゲと浅木マダラが同じジャージを着てるぞ!」

「チームを組んだのか!?」


 僕が完全にオマケ扱いなのは笑うしかないが、やはりヒカゲさんとマダラさんのチームアップは自転車愛好家にとっては衝撃だったらしい。

 『チームDTA』に対抗するように、僕たちのジャージは白を基調として、スカイブルーで「Paniagua」という文字を大きく描いたデザインだ。

 『チーム・パニアグア』。これが僕の新しい所属チームだった。


「深山、お前いつの間にそんなチームに入ったんだ」


 『チーム・パニアグア』の中で一番目立たない存在の僕に対してかけられた声があった。

 そちらに向き直る――大学の僕の同級生、自転車競技部の元・チームメイトの薄葉ウスバだった。選手タイプはオールラウンダーだ。


「薄葉――久しぶり。このレースに出るんだ」

「部員の中で何人か、個人的に申し込んだやつらと一緒にな。それにしてもお前、高根ヒカゲさんと浅木マダラさんと同じチームなんて羨ましいな」

「うん、色々あってね」

大学対抗インカレで勝てなかったお前じゃ、二人の足を引っ張るだけなんじゃないか?」


 薄葉の率直な言葉は、僕の胸にグサっという音を立てて突き刺さった。その痛みをこらえて返答する。


「そうはならないよう、頑張るよ」

「そうか。じゃ、俺は後方列だから」


 そう言うと、薄葉は自分の自転車を押し歩きしながら後方列へと歩み去った。それを見送ってから、ヒカゲさんが励ましの言葉を投げてくれた。


「自転車競技部を休部してからの一年間で、シロウちゃんはずいぶん成長してると思うぜ。その走りを見せてやりなよ」


 マダラさんもその言葉に黙ってうなずいていた。とても心強いと思う。


「ありがとうございます」


 僕が二人に向かって一礼したとき、待機列の最前方から大きなどよめきが起こった。

 黒いジャージの一団が到着したらしい――『チームDTA』だ。ニシキ、カズト、トモエの三人がこちらにやってくる。

 彼らもここ一年間の市民レースでの活躍がめざましい。薬物を使った黒い活躍ではあるが、そのことは公にはされておらず、このレースでも招待選手扱いを受けているようだった。


「Paniagua――つまりパニアグアpan y aguaですか。スペイン語で『パンと水』の意味ですね」


 これはクライマー体型の白筋トモエの言葉だった。僕たちのチームジャージに書かれている文字を読んだらしい。


「へっ、速くなさそうなチーム名だぜ」


 マッチョな紅下カズトの言葉。

 ふう、とため息をひとつ吐いてから、薩摩ニシキが補足の言葉を加えた。


「俺たちへの当てつけらしい」

「そりゃどういうことだ、ニシキ」


 僕も事前にマダラさんからチーム名の由来を聞いていなかったら、カズトと同じような反応をしていただろう。トモエとニシキは僕たちの言わんとすることが分かっているらしい。


「『パンと水だけで走る』――とは、ヨーロッパの自転車レースの古いスラングで、『薬物を使わずに走る』という意味なんですよ」


 トモエの解説に対して一瞬の間を置いて、カズトは僕たちを笑い飛ばしてみせた。


「ハッ、面白えじゃねえか。できるもんならやってみやがれ」

「言われなくてもやってみせるさ」


 マダラさんは『チームDTA』の三人をまっすぐ正面から睨みつけ、仁王立ちの体勢をとっている。


「あ、ちなみに俺たちは『逃げ』で行くからな」


 マダラさんよりも背が高いので、その背後から顔を出すようにしてヒカゲさんは『チームDTA』の三人にそんな言葉を投げつけた。

 逃げ、とは序盤からペースを上げて先行し、序盤で生んだ差をキープしながらゴールを目指す戦法のことだ。自転車レースの戦法では奇襲に分類されるもので、成功率はあまり高くない。

 こちらに背を向けようとしていたニシキの動きがピタリ、と止まる。


「120km走ったあとで20km富士山をヒルクライムするような凶悪コースだ。まともに集団の中で走ってちゃ、ただのスタミナ比べになっちまうからな」


 ヒカゲさんの言葉の真意をはかるように、ニシキはしばらくヒカゲさんを睨んでいたが、やがて無言のままチームメイトの二人を連れて自分の待機列へと去っていった。


「――なんで『逃げ』なんて言ったんですか?」


 『チームDTA』の面子に声が聞こえないぐらい距離が離れたことを確認して、僕はヒカゲさんに訊ねてみた。事前に聞いていた話と違っていたからだ。


「そりゃあ、自転車ロードレースってのは将棋やチェスに例えられるほど、チーム間の駆け引きが重要な競技だからな」


 ヒカゲさんの言うとおり、チーム戦でなければ市民レースはほぼ個人競技で、スタミナとパワーを比べあう形になる。しかし今回は――少なくとも僕たちにとっては、『DTA』と『パニアグア』の3vs3のチーム戦だ。


「シロウちゃんも知ってのとおり、『逃げ』は奇策だよ。空気抵抗の関係で、集団の中で走るほうが有利だからな。逃げた選手はだいたいゴールの手前で捕まえられる」

「だが、ヨーロッパのレースでも、ときどきこの奇襲作戦を成功させる『逃げ師』がいる。有名なところではトーマス・デヘントがそうだな」


 マダラさんがヒカゲさんの解説に続けた。僕もいろいろなレースの中継映像を見てきたので、そのことは知っていた。


「で、俺が『逃げ』るぜ、とニシキに言ってやったことで、あいつの心には疑いが生まれたはずだ。『逃げだと? そんな無謀な作戦は失敗するはずだ。でも、逃げが成功することもある』ってな。この『でも』が大事なんだよ」

「ニシキたちは、僕たちが動いたらマークしてくる――ということですね」


 僕の返答に、ヒカゲさんは満足そうに笑ってみせた。


「そういうこった。『万一にも、逃げて勝たれたら自分たちは大恥だ』――そう思わせておくだけでも、将棋で言うなら歩を一枚手駒にするぐらいの価値はあるぜ」


 さすがにヒカゲさんやマダラさんはレース巧者だ。僕が爽快だと感じていた市民レースのあり方とはちょっと違うが、今の目的はレースを楽しむことよりも『チームDTA』を倒すことだ。


『――さあ、まもなく第一回『ツール・ド・日本一』のスタートです』


 そんなことを考えていたら、スタートのカウントダウンが始まった。自分の自転車にまたがり、スタートの準備を整える。


『三、二、一――』


 ゼロ。

 地響きのような声が待機列の選手たちから湧き起こり、先頭の選手たちが大きなうねりとなって動き出した。

 スタート直後は落車事故が発生しやすい。僕ははやる気持ちを抑えて、つとめてゆっくりと走り出すことを心がけた。事前の打ち合わせどおり、『パニアグア』はマダラさん、ヒカゲさん、僕の順で縦一列になって進む。


 最序盤は目立った動きがなく、稲城市を駆け抜けていく。

 市民レースではあるが沿道に観衆の姿が多く、このレースの盛り上がりを感じさせてくれた。

 高速で進む100人ほどの先頭集団の中ほどに埋もれながら、僕は周囲を見回した。集団の中で『DTA』の黒いジャージはよく目立ち、ニシキたちの居場所をすぐに見つけることができた。

 カズト、トモエ、ニシキの順に並んで一列。この先頭集団の中で体力を温存しつつ、最後の富士山の登りで勝負するという王道の作戦をとるようだ。

 ふと、ニシキと目が合う。

 ニシキはすぐに視線を外して前に向き直ったが、やはりこちらの動向を気にしているようだ。


「それじゃあ作戦Aから、始動しようかねぇ」


 僕の前を走るヒカゲさんの呼びかけに、マダラさんは左手の親指を立てて反応した。

 『パニアグア』の三段構えの作戦――伊豆でのトレーニングを踏まえて考え出された、打倒『DTA』の作戦だ。アップダウンの激しい稲城の道は、この作戦を実行するのに格好の場所だ。


「行くぞ」


 マダラさんがペースアップを開始する。

 多くの選手でごった返す先頭集団の中で、わずかな隙間を見つけては前に出て、少しずつ集団の前方へ進んでいく。

 マダラさんは本当にこういうラインを読み、正確にハンドル操作をすることが上手い。いくつもの市民レースで優勝してきた経験がものを言っている。

 ヒカゲさんと僕は、マダラさんの進んだラインをトレースするだけで楽に移動することができた。


 ざわっ、と先頭集団の中に動揺が広がった。

 ヒカゲさんやマダラさんはこのレースの優勝候補だ。その選手たちがチームを組んで序盤から前に押し出していく。これはレース展開が動くのか、追いかけるべきか、と考えた選手は多いはずだ。


(――『DTA』もそう考えるはずだ)


 後ろを振り返る。

 僕たちの思惑どおり、『DTA』の三人もこちらを追って集団前方に位置取ろうとしていた。ヒカゲさんが事前に『逃げ』を口にしていたことが効いている。


「ニシキたち、来てます」

「よっしゃ、釣れたな。じゃあ『DTA』を解体していくぜぇ」


 間延びした口調の底に闘志を秘めて、ヒカゲさんが呟いた。作戦Aはヒカゲさんの担当だ。

 前方に、僕たちがチーム結成の相談をした稲城長峰への急な登り坂が見えてきたところで、ヒカゲさんはペダルの回転数を上げて一気に加速した。集団から飛び出す形になる。

 先頭集団に広がった動揺はさらに大きくなった。何人かの選手がヒカゲさんを追って飛び出す。


「やれやれ、本当に『逃げ』ですか。無謀ですね」


 不意に、僕の横に『DTA』の白筋トモエが並んでいた。

 僕は驚く。加速してくる気配を感じさせずに、ここまで集団内の位置を押し上げてきている。


「そんな戦法が成功するとは思いませんが、ニシキさんの指示なので追いかけますよ。すぐにここまで連れ戻します」


 トモエは僕とマダラさんに向けてそう言い捨てた。

 と同時に、急加速。


(速い)


 乗鞍の登りで見せたあの鋭いアタックだった。あっという間にヒカゲさんとの差が詰まり、後ろに張り付いてマークを開始した。


「どっちが追ってくるかと思ったが、ニシキの腰巾着のほうか」


 ヒカゲさんは追いつかれたことを確認すると、少しペースを落とした。


「その評価は心外ですね。私のクライマーとしての実力はニシキさんより上です。もちろん貴方よりもね、高根ヒカゲ」

「笑わせてくれるなよ。お前さんのそのクライマーとしての実力――つまり有酸素運動能力は、造血製剤EPOによるもんだろ」


 ヒカゲさんの指摘に対して、トモエは冷たい笑みを浮かべて答える。


「そういえば貴方は医師免許をお持ちでしたね、高根さん」

「EPOは自転車競技じゃ古典的なドーピングだろ。お前さん、健康診断を受けたほうがいいぜ」


 EPO――エリスロポエチンは、血液中の赤血球数を増やす働きをする薬で、本来は貧血の治療薬として使われるものだ。この薬の効果は、健康なアスリートにとっては別の意味を持つ。

 赤血球数が増える、ということは全身の筋肉に効率よく酸素を届けることができるということだ。

 それはマラソンや自転車などの持久系競技で絶大な威力を発揮し、「息苦しい」と感じ始めてからもさらにパワーを発揮し続けることを可能にする。その効果の高さから、自転車競技ではトッププロ選手の間にこの薬の濫用が広まっていた時代があった。


「お構いなく。EPOは適量しか使っておりませんので、循環器の調子はすこぶる良いんですよ」

「ほお。じゃ、試してみるか」


 次の急坂が見えてきたところで、ヒカゲさんは再び加速した。

 トモエはすぐにそれを追い、少し開いた差をたちまち消してしまう。

 ヒカゲさんのアタック。トモエの追走。

 レース上にアップダウンが出現するたびに、二人はそんなやりとりを繰り返していた。僕とマダラさんの位置からも、ヒカゲさんの息が少しずつ上がっていくのがわかった。


「無駄なアタックの繰り返しですね。体力を消耗するだけですよ」


 トモエが呆れたようにヒカゲさんを挑発する――しかし、ヒカゲさんはニヤリと笑って勝ち誇った。


「へへ、トモエさんだっけ。あんた、医師のすすめには素直に従ったほうがいいぜ」

「――?」

「健康診断を受けろっつっただろ」


 ヒカゲさんがそう言ったところで、トモエの様子に異変が生じた。

 ハンドルから右手を離し、苦しげに胸を押さえている。


「う――」


 明らかにトモエの速度が落ちた。ヒカゲさんも脚の勢いを緩める。


「血液中の赤血球を増やすことがメリットだけだと思ったか? 赤血球数――ヘマトクリット値が高いってことは、血液がドロドロで流れにくいってことなんだよ」


 僕はマダラさんから同じ話を聞いていた。

 血液中に過剰に赤血球数が多くなると、有酸素運動能力が高くなる代わりに、急速に心拍数を上げたり下げたりすることが苦手になる。

 EPOによるドーピングが蔓延していたころのプロ自転車選手は、睡眠中に心拍数が下がりすぎないようにするため、真夜中に起きて自転車に乗り、心拍数を一定に保つことすらしていたらしい。


「ちょうど今みたいに、心拍数がゆっくり上がっていく前のレース序盤に、急にペースを上げたり下げたりしちゃあ、心臓に悪いぜ」


 もはやヒカゲさんのその言葉も聞こえているかどうか。

 トモエは真っ白な顔色になって脚を止め、自転車を降りた。沿道で待機していた大会スタッフが駆け寄り、ふらつく身体を支えている。


 先頭集団はそれを避けながら前進していく。強豪チームのメンバーの一人がレース序盤でリタイア、という噂はあっという間に広まっていった。

 作戦Aを終えたヒカゲさんが、呼吸を整えながらペースを落として集団に戻ってくる。傍目には単なる『逃げ』失敗だと見えたことだろう。

 僕とマダラさんは親指を立てて迎え、ヒカゲさんに賞賛を送った。


「――トモエの馬鹿め、一定のペースで追えと言っただろうに」


 僕の真後ろにまで位置を上げてきていたニシキの呟きが聞こえた。

 マダラさんが振り返る。


「自転車競技は、薬物を使ったからといって素人が急に強くなれるものじゃない。レースは関係者以外立入禁止カブースだ、知識と努力の無い人間は手を出すな」

「フッ」


 マダラさんの宣戦布告を、ニシキは鼻で笑って聞いていた。その隣の紅下カズトもそれに同調する。


「努力の無い、だぁ? 俺たちを甘く見過ぎじゃないか、『最強市民レーサー』さんよ」


 不敵に笑うカズトを、マダラさんは鋭く睨みつける。

 レースの先頭集団は、県境を越えて神奈川県に入ろうとしていた。

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