その一言が炎上につながるとは思わなかった。
第3皇女~スタンフォード・アリア~@Aria₋Stanford
下民ども、ごきげんよう♡
アイドルRPGFPSのネプ外伝~ネットで彼氏の写真が流失してしまいました~をプレイするわ。
ゲームの中身はクソゲーだけど、ストーリーは面白いみたいね。
https://www.youtube.com/watch?v=VwZgJmscDLdV
♲13 ❤24
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「ごきげんよう。下僕の皆様。第3皇女 スタンフォード・アリア様よ
ネプ外伝をしていくわ。」
高貴で傲慢なアリアはいつものように挨拶をしている。
収束した週末に終末した:アイドルRPGFPSというやばいゲームジャンル
水饅頭:グラフィックは好きです。
アルファ:難易度がクソ高いだけだからね。それ以外は面白いですよ。
クソゲーマニア:このゲームは理不尽なだけですね。
ソードマスター大ちゃん:クソゲー要素がすくないやつですね。
メンタルブレイクサタン:クソゲーではない。
野田係長補佐の紋次郎:ジャンルからクソゲー臭が漂う。
ドラゴン先輩:これは、タイトル画面からクソさが伝わらない。
にゃんにゃん丸:クソゲーの民の反応を見ていると比較的に安心して見れそうだね
たまねぎ戦士:挨拶のみきました。
あ:初見です。https://www.youtube.com/watch?v=VwZgJmsDsfghLdVを見てください。
明らかな捨て垢でURLがいきなり投げ込まれていた。
怪しいためこれに触れさせないようにアリアちゃんに指示を出した。
「確かにクソ要素は少なさそう
早速プレイしていきましょう」
完全にURLをアリアは無視した。
ブラクラの可能性もあり、リスクでしかない。
野田係長補佐の紋次郎:URLはどうやらクソ動画見たいですね。
ドラゴン先輩:今話題になっている中規模V事務所が燃えている奴だね。
収束した週末に終末した:これは胸糞だよね。
URLを踏んで話しているみたいだ。
ここは少し様子を見てみよう。
野田係長補佐の紋次郎:アリアちゃん。これ見て。
ドラゴン先輩:配信とは関係ないけどさ。少し見てよ
収束した週末に終末した:たしかにV側の意見も聞いてみたいね。
水饅頭:これはひどい奴ですね。軽く触れる分にはいいと思います。
アルファ:職業差別はやばい。
クソゲーマニア:これは介護系の人への冒涜だよね。職業差別はひどいですわ。
ソードマスター大ちゃん:これはきついですわ。
「あえて、スルーしていたけど。
触れてみましょうかね。」
保険でURLを踏まず、会話文からキーワードになりそうなものを使ってYOUTUBEを検索した。
動画を画面上に開いた。
タイトル:『企業勢Vが介護系職業を貶しているwww』
どうやら中堅企業勢Vの切り抜き動画である。
正直、名前を知らないのでこのV達に愛着も憎しみのなく、完全に無関心である。
「とりあえず、これでいいわね。
すぐ見て、終わるわよ。」
野田係長補佐の紋次郎:それ
ドラゴン先輩:それだよ
収束した週末に終末した:すぐに終わっていいから。
5分の切り抜きですぐに終わるだろう。
動画をすぐにクリックした。
魂である私は、正直不快でしかなかった。
低賃金・きつい労働である。私が傷つけられることだけはどうでもよかった。
長年生きている高齢者や同職種に対して敬意を払わないことに対して、いら立ちを覚えてる。
魂である私は完全に血がのぼっており、暴言を言いそうになった。
こいつらに憎しみしかない。
すると・・・
アリアちゃんが私の肩を叩いてくれた。
少し冷静になれた。
「ここは任せて。
あんたが自分以外の人間に怒れるって素敵だと思うわ。
あんたの努力している場面をいつもみているからさ。
私も感情的になるかもしれないけど。
あんたよりすこしだけましよ」
心の中で、アリアちゃんが支えてくれた。
実際は、自分の深層心理で傷をなぐさめている。
そんなことは野暮かと思わず突っ込んでしまった。
今は、何でもいいからすがりたかった。
「なるほどね。
こいつらにいろいろ言う価値なんてないわ。
文句言うことを需要はあるかもしれないけど。
それより、認められていない人を助けたい。
どんな職業でも、人に感謝されると意味があるの。
高齢者やその家族は感謝しているわ。
あんたたちも否定より人を認めなさい。」
アリアは、そのVへの悪口ではなく弱者の方へと訴えかけていた。
私はうれしかった。
認めてくれるということはいいことだ。
「人はね。認めてくれることが一番うれしいの。」
と真壁さんのたどたどしいが心に響く声が聞こえた。
野田係長補佐の紋次郎:アリアちゃん。すごいよ。否定じゃなくて肯定を選ぶなんて。
ドラゴン先輩:アリアちゃんの物申すは心に響くわ
水饅頭:アリア様の言うことは正論で響きました。
「もちろん、認めるわ。あんたたちのことを
ずっと、私に従いなさい。」
その一言が炎上につながるとは思わなかった。
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