応援コメント

第20話 教授と、学生。」への応援コメント


  • 編集済

    いやーーもうびっくり、ラストで号泣しちまったわ…名木橋さんがびっくり登場からもうね、はああああああとなって、彼にも惚れるし、その理由にも、主人公にも共感もできるし、なんかもう全てがラストに集合してる感じ…
    この作品はどの立場からもすごい共感できるというか…主人公が行った実験は決して許されるものじゃないけど(心理戦もおもしろかった)、そこで助け船のごとくな名木橋さんの対応もほんとに素晴らしかった…
    主人公は准教授の立場を追いやらられすごく焦る気持ちもわかるし、どうにか今の立場を必死に守る為に、よかれと思ってやっていた実験もいつの間にかその実験に呑み込まれた自分もいて…
    彼は性格上、若干やばそうな部分も垣間見えてたけど、そういう部分もこの踏み込んではいけない部分の領域へ行ってしまったのかな~
    彼は立場をはく奪されることになったけど、名木橋さんの暖かさや生徒の暖かさにかなり救われたんだろうなーと。こういうことって誰にでも起こる事だとおもうんだよね。なんだかはっとさせられた素敵な物語でした。

    作者からの返信

    そんなに楽しんでもらえたなら作者冥利に尽きるわ……! 本作はMACKちゃんが推してたね。
    名木橋先生に劣等感を抱いた主人公が名木橋先生に助けられるというある意味残酷なお話。自分の進路に悩むあまり人を蹴落としてまで……というのは、ままある話だよね。彼の場合、かなりの狂気を孕んでたのだけれど。もともとやばそうだったというのはある。
    確かにこういうことって誰にもありそうだよね。昇進がかかったサラリーマンとかこういうサイコな感じに陥りそう。
    感じてもらうことの多い作品だったみたいで嬉しかった!

  • ごきげんよう、本当に迫力のある心理劇を見た思いです、凄い物語に出逢えました。
    ありがとうございました。

    名木橋さんが、予想以上に熱い想いを胸に抱いておられて、本当の意味で主人公さんは救われましたね。名木橋さんも責任の一端を感じておられたのかもしれませんが、でもそれだけじゃない、主人公さんも意識していなかった友人関係の大切さを名木橋さんが持っておられたのが、なんだか嬉しかったです。
    でも主人公さんには、元々「こうなりやすい」性質があったのかしら、とも少し感じました。恋人の舞さんに対する態度も、思い込みからくる加虐癖がある様子でしたし、それがあると言うことは結構ナルシシスムもあって(ここら辺は乱歩さんの物語にもありましたね)、逆に前を歩く名木橋さんへの嫉妬が燃料になったのかな、とも思いました。

    この件で、名木橋さんに被害が向かないように(そうなると主人公さんがまた病みそうで)、そして主人公さんが真っ直ぐ明日を見つめてやりなおせるようにと祈らずにはいられません。

    迫力のある物語を、どうもありがとうございました。

    作者からの返信

    ごきげんよう!
    心理劇、および「僕」の堕ちていく過程はちょっと頑張りました。こちらこそ読んでいただきありがとうございます。『乱歩のまなざし』に続いて読んでいただけたこと、本当に、心から、嬉しいです。素敵な読者に出会えて幸せです。
    名木橋への嫉妬心、あったと思います。男女問わずできる人への嫉妬ってありますよね。そういう感情、ひいては業の深い人を頑張って書いてみました。
    名木橋の心の熱さにも力を入れました。クールに見える彼にも人間らしさを与えたくて。同性から見るとまた違うかな、と思って。

    最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。重ねますが心からの感謝を。星もありがとうございます!

  • 名木橋さんへの偏執を拗らせたことが原因で闇堕ちし、それをよりにもよって名木橋さんに救われるという100点すぎる流れ。
    場合によってはそれが更なる屈辱を生む可能性もありましたが、堕ち切らずに残ねn——もう抱かれちまえよ……(つД`)ノ

    しかしこの主人公、自分より立場の弱い人、とりわけ女性に対する加虐性がなかなか危ういですね。
    今はまだ良いとしても、そのうち舞さんに対してモラハラしそう。今も軽くしてるのか。
    やっぱり名木橋さんへのクソデカ感情で後戻りできないくらいに狂っていく様が見たい気もします。

    デスゲーム実験で翻弄される心理など、読み応えがありました。面白かったです!

    作者からの返信

    すず姉さん……。
    ここまでたどり着けた読者は稀有ですぞ……。今のところすず姉さんを除き1人だけ……。
    なのでめちゃくちゃ嬉しい! ありがとうございます! 

    ラストはちょっと悩んだんですよね……。でもこの話、「男から見たイケメンを書く」って決めてたので、申し訳ないけど「僕」には完膚なきまで叩きのめされてもらいました。

    そんな「僕」ですが後日譚では学生のために働きます。幽霊をやっつける話です。