第17話 雪宮沙月

私はとある魔術師の家系の次女として生まれた。その家は日本にいくつかある魔術家系の中で最上位に位置する家であり、元々は平安時代の貴族だった家系なので、かなり裕福で何不自由なく暮らせていた。

しかしそんな暮らしは紛い物であり、その幸せは取って付けただけの表面上のものだった。

その理由は私が生まれ持った能力にあった。

狂乱の霊装、それは日本で最も浸透している魔力学である陰陽術で禁忌とされる能力。能力は基本的に後天的に覚醒するケースが大多数だが、狂乱の霊装は先天的に生まれ持っている能力であり、この能力を持つ人を陰陽術師の間では「忌み子」と呼ばれている。

私の生まれた家も陰陽術の家系であったので「忌み子」と呼ばれて周りから恐怖され差別された。

ただ私は宗家の人間であり、父親も自分をこの家から追い出すつもりもないらしく兄弟達と変わりのない日々を過ごしていた。

分家や傘下の人達に陰口を叩かれていたとしても、兄弟達から無視され差別されたとしても、私は構わなかった。上部だけの幸せだとしても、こんな危険な能力を持っている自分にとっては充分過ぎる、そう思いながら生活していた。




しかしそんな暮らしは突如として終わりを告げた。

今から10年と少し前のある日の事だった。私の能力が何の前触れもなく暴走したのだ。原因は分からない、ただ能力が暴走した結果、当時暮らしていた家が跡形もなく消滅し、その時研究していた"とある術式"が完成間近というところで消えて無くなった。

逆に言えばその程度で済んだのだ。揉み消されてはいるが、この能力が暴走して町が1つ吹き飛んだという事例も歴史的には少なくない。

幸か不幸か私は当時まだ幼かった、それ故に魂が完全に成長しておらず固有魔力も少なかった。その為、魔術師である父親とその弟子が暴走する私を止める事が出来た。




ただ私はその暴走が原因で仙台にある分家で暮らす事となり、結果的に家から追い出される形となった。次いつ暴走するか分からないのだ、追い出すのは当然だろう。

仙台の分家でも私への風当たりは変わらない、寧ろ1度暴走したからか、実家にいた頃よりも差別や陰口は酷かった。




苦痛なのは家だけではなく、通っていた学校でも酷い扱いを受けた。

理由は確実に髪の色のせいだろう。茶髪や金髪とは違い通常の遺伝ではまず有り得ない白髪。

魔力の高い人間や能力者、魔力を知覚した人の中には髪や瞳が遺伝と異なる色になる事がある。

学校側には遺伝子の突然変異だと説明してあるので、教師から何か言われたりはしなかったが、クラスメイト達からは転校生という事もあり、陰口や無視などの軽いいじめを受けていた。




中学校に上がっても友達と呼べる人は1人もできないまま、卒業となった。勉強はそれなりに出来たので近くの高校に合格していた。ただ高校で友達ができるなんて夢は見ておらず、中学校と同じかそれ以下だろうと思っていた。

中学卒業後の春休みの事だった。私は路上で1人の女性に話しかけられた。二十代前半だと思われる綺麗な人だった。


「初めまして雪宮沙月さん。私は国立東京軍事高等学校の校長をしている風間真美です」

「はぁ・・・・・・あの何故私の名前を知っているんですか?」

「私は今才能のある子をスカウトしているんです。君はそのスカウト対象に選ばれたまして、それで調べているんです」

「スカウト対象?私には才能なんてありませんよ」


何のスカウトなのかは当時の私には分からなかったが、自分に飛び抜けて優れている事なんてないと思っていた。


「そう謙遜しなくてもいいんですよ?貴女は才能の塊です。その大量の魔力、日本でも十指に入りますよ」


運動も苦手でこれといった個性が無い私が才能があると褒められた事はこの時が初めてだった。

ただそんな事よりもこの時は別の事で驚いていた。


「魔力の事、知ってるんですか?」

「ええ、勿論知ってますよ」


真っ直ぐな瞳で頷く彼女が嘘をついているようには思えず、魔力や能力を使って国を守っている人々がいると聞いた事があったので、きっと彼女もそうなのだろうと思った。


「私の学校では将来日本を守る軍人となる人を育てています。君の力はこの国を守るのに必要なんです。スカウト受けてくれませんか?」


優しく尚且つ真剣な口調でそう言われて、私の気持ちは揺らいでいた。彼女を完全に信用する事は出来ない。だがこれまで他人から必要とされた事がなかった自分を褒めてくれるのがどうしようもなく嬉しかった。


「でも・・・・・・私には能力が」

「知ってますよ。狂乱の霊装でしょう?」

「えっ?知ってるんですか?」

「当然です。これでも国家権力が味方ですから」


彼女が私の能力を知っていた事に驚きはある。しかしそれ以上に驚いたのはーー


「私が狂乱の霊装を持っているって知ってたのに私をスカウトしに来たんですか?」

「そうですよ。私達は軍人ですから、名家の連中と違ってその程度の能力に怯えたりはしませんよ」

「本当・・・・・・ですか?」


それが私を誘う為の嘘かもしれない、と思わなかった訳ではない。ただ信じてみたいという気持ちも確かにあった。


「その学校に行けば友達って出来ますか?」

「きっと出来ますよ。軍校に入れば髪の色なんて気にならなくなりますよ」


まるで私の心の内はお見通しだと言うように彼女はそう言ってウィンクをする。


「あの・・・・・・私もう高校決まっているんですけど、大丈夫ですか?」

「問題無いですよ。こちらで揉み消しておきます。さぁどうぞこちらへ」


そう言って風間校長は黒い車の扉を開けて手を差し出してくる。その手を掴んだその時から私の運命は変わった。




風間校長のスカウトを了承して、軍事高校に入ったのだが、入学式当日に私はナンパに捕まってしまった。

つくづく自分には運が無いと思いながら、断っても解放してくれない男子生徒2人に困っていると、1人の少年が私の事を助けてくれた。

黒い髪と妙に合っている透き通る赤黒い瞳の彼は、自分の身長よりも10センチ以上高い身長の上級生2人を一瞬で気絶させて見せた。

彼は私にとって生まれて初めての友人だった。

学年トップレベルの強さを誇る実力者で本物のテロリストにも臆せず立ち向かい、クラスメイトからも信頼されていて、私なんかにも親しくしてくれる。優しくて強いそんな少年だった。

しかし私は、そんな彼を・・・・・・自らの手でーー




「・・・・・・久々にここに来たな」


辺りが真っ白な壁に囲まれた精神世界。この空間に入る事が出来るのは俺が意識を失っており、脳が処理すべき情報の量が少ない場合だけだ。

通常脳は寝ている間に情報の処理をするが、気絶して長い間寝ていると処理すべき情報が少なくなる。


「最近は気絶しませんでしたしね」

「普通はそうそう気絶なんてしない筈なんだけどなっ」


トントン、とルナが後ろから肩を叩くので振り向くと頬を指で突っつかれる。


「随分と古典的な悪戯だな」

「そんな古典的な悪戯に引っ掛かってるじゃないですか」


ルナは口の前に手を置いて微笑む。


「なぁ、あの後どうなった?沙月は無事か?」

「大丈夫、沙月ちゃんは無事ですよ。怪我などもしていませんでした。ただ強い魔術を使い過ぎて"魔道門"と"魔導管"は損傷してるかもですが、まぁ彼女の魔力量ならすぐ治るでしょう」


魔道門とは空気中の魔力を体内に取り込み、魔術を使用する際は体内の魔力を外に放出する役割がある器官である。

魔導管は身体中にある魔道門から魔力を運びオドまで届けたり、オドから魔道門まで魔力を送るなどの役割を持つ器官だ。

魔導門は口や鼻、魔導管は血管の様な仕事をしていて、どちらもオドと同じように物理的には存在していない器官である。


「そうか。なら良かった」


沙月の無事が確認出来て俺は安堵する。特に負傷もしていないらしく、命を掛けて守った甲斐があったな。


「でも逆に相馬君の怪我はかなりやばいですよ」

「えっ、マジ?」

「マジです。脇腹が抉れましたからね」


ルナが苦笑しながら俺の脇腹に触れてそう告げる。顔を近づけて脇腹に触れてくるので少しドキッとしたが、それよりも驚くべきなのはーー


「抉れっ・・・・・・。マジか?よく生きてるな俺」

「まぁ魔王継承ファントムフォースでは生命力も上がりますからね。それに北条先生の治癒魔術の実力が相当高かったってのが大きかったですね」

「確かに北条先生は医務室の先生よりも治癒魔術の腕は上って聞いた事あるけどそんなに凄いのか?」

「ええ、えぐれている相馬君の脇腹を完璧に治療しました。傷跡は残りますが逆に欠損をあそこまで治療するのは国でもトップレベルでしょうね」

「凄えな北条先生。後でちゃんとお礼言わないとだな・・・・・・」

「どうかしましたか?相馬君」


ルナから俺が今の状況をあらかた聞き終える。

俺の脳内にはふと疑問が浮かんでくる。そのことを考えながらルナをジッと見ていると、ルナは少し頬を赤ながらそう聞いてくる。


「ルナはどうやって沙月を助けたんだ?」

「ああ、あれは黒魔法を使いました」

「黒魔法ねぇ。そろそろ黒魔法について教えてほしいんだけど」


デパートテロでも発動した黒魔法。ただそれがどんなものなかは、まだ教わっていない。


「別にいいですよ。30%サーティーも使えるようになりましたしね。《魔王継承ファントムフォース》の元となるエネルギーって何だか分かりますか?」

「何って、固有魔力じゃないのか?」

「確かに相真君の固有魔力も使っていますけど、それは魔王の魂を継承するのに使うエネルギーであり、継承する魔王の力の源は"邪属性"の魔力なんです」

「邪属性?そんな属性聞いたことないぞ?」


魔力の属性は魔力学において世界的に決められている、火水風池雷氷光闇陽陰空の11属性のみだと授業で教わった。それ以外にも属性があるのだろうか?


「普通は相真君も知っている11属性だけですよ。でもスピリットの能力の元となる人外の存在の中には、固有の属性を持つ者もいます。その1つが邪属性なんです。黒魔法は《魔王継承ファントムフォース》の魔法ですので邪属性魔力を使われています」

「・・・・・・なるほどねぇ」

「デパートでのあの魔剣は邪属性魔力で空間を歪めて魔力としてではなく物理的に存在する刀剣を作り出す魔術です。まぁ他にも色々な効果はありますが」

「ああ、言われてみれば確かに普通の剣握るのと同じ感覚だったな。じゃあ沙月に使ったのは?」

「あれは、おっ?」


なんの前触れもなく意識が急激に遠くなる様に感じる。精神世界で何度か経験したこの感覚は、現実世界での俺の意識の覚醒を意味している。


「あぁ、悪い。話はまた今度頼むわ」

「相真君、起きた時は地獄の様な痛みだと思いますが、頑張って下さいね」


そう言ってウィンクをするルナが薄れていく意識の中で辛うじて見えた。




目が覚めると最初に目に入って来たのは真っ白な天井だ。見覚えは1度だけあり、その時も気絶して目が覚めた時に見た光景だ。そう軍校医務室の天井だ。

意識が徐々に覚醒していき、そこまで思考が回ったその時だった。


「ッ!?ああ、痛え!うぅあああ!」


脇腹から感じる今までのどんな痛みも生温く思える様な激痛。その痛みに俺は声を上げて、だらしなく悶えている。


『我慢ですよ我慢。大丈夫、相真君は男の子ですから』

「いや、これマジでやばいって・・・・・・」


念話をする余力も無く、ルナからの念話に対して返答を独り言の様に呟く。

だがそんなルナと応援もほとんど意味がない。脳への直接の思考伝達さえ届かない、そのレベルの激痛が身体を支配する。


「ハァハァ、・・・・・・ふぅ」


痛みを感じてから約20秒。呼吸を何とか整え、涙目になりながらも痛みを堪える。


「・・・・・・相真君、大丈夫?」

「沙月か、痛みがあるだけで傷は治ってるし問題無いよ」


さっきまで痛みに悶えていて気付かなかったが、病室の椅子に座っていた沙月が話しかけられる。

俺としては沙月に怪我が無いかの方が心配だ。


「沙月の方こそ怪我とかしてないのか?」

「私は大丈夫だよ。"魔導器官"の損傷も治ったし」


魔導器官とは魔導管や魔導門、オドといった魔力に関係する物理的存在しない器官を指す言葉だ。


「そうか、なら良かった」

「良かった・・・・・・か」


俺は笑い掛けるが何故か沙月の表情は暗い。


「うぅ・・・・・・ごめん、ごめんね・・・・・・」

「ちょっ!?沙月、どうした急に?」


俯いていた沙月は何故か唐突に涙を流す。そして泣きながら何度も謝り出した。


「私の、せいで・・・・・・相真君は凄い怪我して、死にかけて・・・・・・だから」


(なるほどそういう事か)


どうやら沙月は自分の俺が怪我した事に罪悪感を抱いているらしい。


「別に俺は大丈夫だよ。怪我だって治ってるし」

「でも私は相真君を傷つけて、私がいたから、私がこんな能力持ってるから・・・・・・」

「沙月は悪くないだろ。あの瞬間移動の男が沙月を利用しただけで、お前は被害者だろ」


俺は何とか沙月を励まそうとするが、沙月が悪くないと説明するが、沙月の表情はどんどん暗くなっていく。


「私なんかが相真君と一緒にいたから、私が相真君と一緒にいなかったら相真君は怪我しないですんだのに・・・・・・」

「あのなぁ、俺は沙月だから助けたんだよ。見ず知らずの人だったら流石にあそこまで無茶はしねぇよ」


俺はため息を吐いてからそう答える。

俺は決して善人ではない。赤の他人の為に命をかけられる様な人間ではない。俺が死んでも助けるのは俺が大切だと思った人だけだ。所詮俺はその程度の人間というわけだ。


「・・・・・・どうして、どうして私の為にあそこまでしてくれたの?私なんか見捨ればよかったのに、私を殺せば相真君がこんな怪我しなかったのに・・・・・・。ねぇどうして?」

「そんなの、ダチだからに決まってるだろ。大切な人だけは死んでも守るって決めたんだよ。まぁお前が友達じゃないって思ってたとしたらそれはそれでショックだけどな」


俺の言葉に沙月は目を見開き驚きの表情を浮かべる。


「友達、私が・・・・・・?私は相真君を傷つけて、殺そうとしたんだよ?それなのに、私は友達でいいの?」

「あれくらいで絶交したりしねぇよ。怪我も完治したしな」


俺がそう言って笑い掛ける。すると沙月は指で涙を拭い俺の目を見つめる。


「・・・・・・わ、私はまた暴走するかもしれないよ?」

「その時は俺がまた止めてやるよ」

「私、1人だと戦えないよ?」

「そんな事言ったら俺は武器が無いと手足が届く範囲でしか戦えないよ。敵を倒すだけが強さじゃないだろ」

「髪の色も白だし・・・・・・」

「変わった髪の色してる奴なんて軍校じゃ珍しくないだろ。俺の目だって赤だし」


自身なさげに聞いてくる沙月に俺は笑いながら答える。沙月の表情が明るくなっていくのが分かる。


「相真君、ありがとう。・・・・・・その、これからもよろしくね」

「ああ、よろしくな」


沙月は花も宝石も霞んで見える程に可憐な満面の笑みを浮かべる。その表情からは目元にはまだ涙が残っているが、その心には一切の曇りがない事が見受けられた。




黒いカーテンが窓から入る日の光を遮断し、天井に付いているLED電球も全て消えている。とは言ってもカーテンも日光を完全にシャットアウト出来るわけではないので、確かに暗いがそこまででもない。


「死者は無しですか。お見事でした、生徒や教師だけでなく、彼女自身まで助けてしまうとは」

「いえ、私は何もしていません。彼女の暴走を止めたのは相真君ですから」


ここは校長室。普段は教師すら入る事が許されてはいない部屋であり、職員室同様に防音設備がされている。

私は自分が担任している生徒である雪宮沙月さんが暴走した件で風間校長に呼び出されて今に至る。


「なるほど、彼がですか。暴走した彼女を殺さずに止めるとは、予想以上ですね。まぁそれはさて置いて、侵入者がいた、という事ですか?」

「はい。沙月さんからの報告だと、瞬間移動らしき能力を使う男が侵入したらしいです」

「妙ですね。校内の監視カメラには侵入者らしき人は写っていませんでした。情報が盗まれた様子もないのですが・・・・・・」

「沙月さんが嘘を言っていると?」

「いえ、彼女が言っている事は本当でしょう。実際に能力が暴走してる訳ですし」

「じゃあ何故?」

「恐らくーー」

「裏切り者がいる、って事っすよね」


(ッ!?いつから後ろに?)


背後から男性の声がして振り返ると、そこにいたのは黒いスーツを着崩した青年が立っていた。この部屋に入って来た時確かに居なかった筈だ。


(流石、と言うべきでしょうか)


赤城和也。彼は風間校長の側近として護衛と仕事のサポートを務めており、風間校長に1番信頼されている人物でもある。というのが彼の表向きの顔である。


「裏切り者?どういう事ですか?」

「軍校の周りには結界がありますよね?あの結界を越えるにはこの学校の正確な場所を知る必要があります。それに軍校の監視カメラはほとんどが隠されるように設置されています。ハッキングされた形跡もないので、犯人は予め監視カメラに映らない位置が分かっていたという事になります」

「た、確かに」


瞬間移動の能力はどんな所にも移動出来るわけではない。能力の強さにもよるが普通は視界の範囲内が限界だろう。建物内では壁1つ超えるくらいがやっとだろう。


「北条先生にはその裏切り者を見つけてもらいたいんです」

「何故私なんです?私が裏切り者って可能性もありますよね?」

「その可能性はないでしょう。雪宮さんを暴走させたのに自分でその暴走を止めようとはしないでしょう。それに侵入者に何かされた痕跡が無いって事らしいんで、侵入者は裏切り者スパイと取引するために侵入したって僕らは考えるんすよ」

「そう言う事です。頼まれてくれますか?」


風間校長はこちらを振り返り私の肩に手を乗せてそう聞いてくる。


「はい!分かりました」


私が了承すると風間校長は笑顔を浮かべる。しかしその瞳には確かに熱が篭っていた。

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