番外編 F大学生レポート 二枚目

 番外編 とある巨大商会の破綻(+F大学生レポート)二枚目

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 ここから先は、個人の妄想が強くなるので注意。


 その後商会幹部は全員極刑、資金も (微々たるものではあったが)回収されたわけではあるが様々な不可解なことがあったという。

 代表がしきりに、私は奴隷であり命令されてやったと証言していたという文書を見つけた。

 この証言は錯乱であるという見方がほとんどだ。

 実際ほかの幹部も、代表の上の存在なんて聞いたこともないと証言しているし、代表に奴隷としての記録は残ってなかった。


 でも、もしかしたら本当に後ろに誰かいたんじゃないかって……


 都市伝説に影響されすぎだろうか?


 不思議と、この時代の王国には都市伝説が多い気がする。

 まぁ、時代として人気が高いからだといわれれば、それまでなんだが。

 私は、この時代裏で何か大きな出来事があったんじゃないかって、そう思うんだ。


 三人の天才が、同世代それも王国という世界から見れば小さな場所に生まれた。

 王国の明らかな劣勢、巨大商会の崩壊、その後始まる世界恐慌。

 そして後にも先にもない、世界の統一という偉業を成し遂げた。


 なるほど人気になるだろう。

 しかし、近年のわりに資料が少なすぎる。

 これだけ人気なのだ、研究不足ということはないだろう。

 この時代、どれだけ深く調べようとも情報に穴が存在し、それをどう埋めようとも矛盾が生じる。


 この時を語るのに重要なパーツがかけている。

 私はそう思えてならない。


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 XX年 八月十三日


 ケレス財団はとある機密資料の機密指定を解除し、そして……


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