第18話 僕はついに結婚した

 まさか断られるとは思っていなかったので、目の前が真っ暗になる。

「隆司、どうやってプロポーズをして欲しいか前に言ったわよね。忘れたの?」

 あれ本気だったのか。母さんの前だけど、仕方ない。

 僕は樹里に近づき、抱きしめて唇にキスをする。

「結婚してください」

「しょうがないわね。してあげる」

 樹里が僕の唇に唇を押し付けてくる。

「よかったわね。隆司」

 母さんがホッとした顔をする。

「隆司。わたしのこと愛してる?」

「愛してるよ」

「わたしと離れたくないわよね」

「もちろん」

 なんか嫌な感じだ。初めて樹里と話をしたときの会話の流れに似ている。

「お願いがあるの」

「なに?」

「大学院に行きたいの。行ってもいいわよね」

 結婚は大学院を卒業した後ってことだな。大学院って2年だったかな。博士課程まで行けば5年だったよな。

「うん。いいよ」

 それぐらいなら待てる。その頃には、僕も大学を卒業して就職をしているだろう。

「よかった。じゃあ、一緒にアメリカで暮らそう」

 樹里が嬉しそうに言う。

「ええー!! 嫌だよ。英語喋れないし」

 なんでそうなるの。住んだことも行ったこともないアメリカに住むなんて無理だ。

「英語はわたしがビシバシ教えてあげるわ。料理もお義母さんからレシピもらったから、同じ味のもの作れるわよ」

「それで、母さんからレシピをもらってたのか」

「そうよ。男を捕まえるなら、まず胃袋からって言うでしょう」

 そういうことか。だとすれば……。

「ひょっとしてお弁当を作ってくれていたのも……」

「そうよ。隆司がどんな味が好きか分からなかったけど、パソコンで日本人の男子が好きそうなレシピを調べて作ったの。ママの手伝いをしていたから料理の自信はあったし」

 なるほど。最初から胃袋を掴まれていたということか。

「でも……」

 やっぱりアメリカには行きたくない。

「もう離れたくないって言ったのは嘘なの?」

「嘘じゃないけど……でも、大学があるし……」

「大学はアメリカにもあるわ」

「それはそうだけど。僕は妖怪のことを勉強したいんだ」

 アメリカで妖怪の勉強は無理だろう。そもそも樹里が日本の大学院に行くっていう選択肢もあるだろう。

「妖怪と私のどっちが大事なの?」

「それは……」

「分かった。浮気する気ね」

「なんでそうなるの。僕はモテないよ」

「そんなことないわ。隆司みたいな人が好きだっていう変わった趣味の人がいるもの」

 僕を好きになるのは変わった趣味の人なんだ。

「好きなのは樹里だけだよ」

「そうかしら? 私とアンナで迷ったでしょう?」

「それは……」

「アンナのことも好きでしょう?」

「それは……」

「好きよね?」

「うん」

「私がアメリカにいる間にアンナみたいな女が現れたら、浮気するでしょう?」

「しないよ」

「絶対?」

 樹里は僕の目の底まで見通そうとするかのようにじっと目を見つめてくる。

「絶対」

 僕は樹里を愛している。

「信用できない」

 樹里が冷たく言う。僕はそんなに信頼できないのか。

「でも、父さんや母さんのことも心配だし。僕は一人っ子だし」

 頼りないかもしれないが、いざとなれば何か役に立つかもしれない。

「私たちのことを心配することないわ。それに子どもは隆司だけじゃないし」

 母さんの言葉にびっくりした。

「隠し子でもいるの?」

「ここにいるの」

 母さんはお腹を撫でた。

「まさか……」

「赤ちゃんができたの。来年の4月に生まれる予定なの。だから大丈夫よ。私たちのことは心配しなくていいから、樹里ちゃんと一緒に行きなさい」

 母さんが頑張ろうとか父さんに言ってたけど、本当に頑張ったんだ。

「隆司、わたしを一人でアメリカに行かせて平気なの? わたしが浮気するかもしれないわよ」

「そうだね。僕と違って樹里はモテてたもんね」

 僕は皮肉っぽく言った。樹里は高校の時、次から次へと人のカレシを奪っては捨てていた。

「あんな噂をひょっとして信じているの?」

「違うの?」

「違うわよ」

 樹里は心外だという顔をする。

「でも、初めて会った時も樹里がカレシを取ったって同じクラスの女子が怒ってたじゃないか」

「あれは、隆司のことを聞こうと思って一緒に喫茶店に行っただけなのにあの女が勝手に勘違いしたのよ」

「僕のことを?」

「隆司がどんな人か分からないから同級生の男子なら知っているだろうと思って、声をかけてきた男子の誘いにのってお茶を飲みに行ったりしてただけよ」

「でも、樹里が男子にキスしているのを見たっていう子もいたよ」

「あれは、隆司のことを教えてくれたのと奢ってくれたお礼を何かしないといけないなあと思って、何がいいって聞いたら、キスとかハグとかいうからしてあげただけよ」

 それを周りが見てたら、誤解するでしょう。

「でも、樹里に貢がされて振られたってみんな言ってるって」

「キスやハグをしたのを勘違いした男子が纏わりついてくるから鬱陶しくなって追い払ったら、振られたとか捨てられたとか勝手なことを言いふらしただけよ」

 何か樹里に追い払われた男子たちがかわいそうに思えてきた。

「でも、隆司のことをみんな同じこと言うから面白かったわ」

「なんて?」

「根暗で、面白みのない奴」

「悪かったね」

 ええ、どうせ僕は根暗ですよ。ちょっと拗ねた気分になった。

「でも、わたしは、そういう隆司が好きだよ。愛している。隆司はわたしのことを本当に愛してる?」

「愛しているよ」

「隆司と離れ離れになるのはイヤ。寂しくて堪えられない。隆司は寂しくないの? 平気なの?」

 樹里が寂しそうな顔をする。こんな顔の樹里を見たことがない。

「寂しい」

 思わず言ってしまった。

「一緒にアメリカに行ってくれるわよね。お願い」

 あの樹里が目に涙を溜めている。

 そんな目をしてもダメだよ。どうせ、またお得意の演技だろ。

「うん」

 僕は頷いていた。

 やっぱり樹里には敵わない。

「決まりね。樹里ちゃんのご両親は隆司との結婚を了承しているの?」

 母さんが嬉しそうに聞く。

「うん。もちろんよ。同意書ももらってきたわ」

「隆司。樹里ちゃんに逃げられないように、明日さっそく婚姻届を出してきなさい。結婚式や披露宴は樹里ちゃんのご両親と相談してまた後で決めることにするから」

 僕は樹里に逃げられそうに見えるんだ。

「分かった」

 僕は頷いた。


 夜は僕と樹里の結婚祝いパーティーになった。

 母さんが赤飯を炊いてくれ、得意の鳥の唐揚げ、サラダを作ってくれ、母さんからのメールで僕と樹里のことを知った父さんがケーキを買ってきてくれた。

 父さんに樹里とアンナさんが同一人物だということを話して、結婚したいと言うと、すぐに許してくれた。

 父さんは樹里とアンナさんが同一人物だと聞いても別に驚かなかった。

「父さん、樹里とアンナさんが同一人物だって知っていたの?」

「樹里ちゃんが初めて家に来た時、母さんがひょっとしたら樹里ちゃんが許嫁かもしれないって言ってたからな」

 なあんだ。結局、知らなかったのは僕だけか。

 結婚したら樹里と一緒にアメリカに住むことになる話もした。

「パパに電話したら大喜びだったわ。大学を卒業してもそのままアメリカに住んで仕事を手伝ってほしいって言ってたわ」

 そういえば、会ったとき、そんなことを言っていたな。

「それは……」

 まだそんな先のことは考えられない。

「そのことはこれからゆっくりと考えるとして、これからは日本も国際化していくから英語は絶対に必要だ。いい機会だ。行って来なさい」

 父さんはなんの反対もしない。僕がいなくなっても寂しくないのだろうか。

 4人で話し合って、僕は来年の春にとりあえず語学留学という形でアメリカに行くことになり、樹里は一旦アメリカに帰り、住むところと僕の留学先を探してくれることになった。

「いやあ、樹里ちゃんが娘になってくれて嬉しいよ」

 樹里を気に入っている父さんは大喜びだ。

「ありがとう。おじさん……じゃなかった。お義父さん。お義父さんとお義母さんこそおめでとう。赤ちゃんができたんだって」

「ありがとう。この歳になって恥ずかしいんだけど」

 父さんが照れている。

「大したものはないけれどいっぱい食べてね」

 母さんが樹里に言う。

「うん。いただきます。やっぱりお義母さんの料理は美味しい」

「今日は泊まっていくんでしょう?」

「今日は泊まるところないから、泊めて」

 樹里がニッコリする。

「じゃあ、隆司、久しぶりに一緒に寝るか」

 父さんが僕を見た。

「そうだね」

 父さんと一緒に寝るのは小学校の低学年以来だ。

「何言っているの、父さん。隆司と樹里ちゃんはもう結婚するんだから、一緒の部屋に寝てもらえばいいのよ。いいでしょう。樹里ちゃん?」

 母さんが樹里の顔を見る。

「わたしはいいわよ。隆司がHなことさえしなければ」

 樹里が意地の悪い笑みを浮かべる。

「し、しないよ。するわけないだろう」

 僕は顔が火照ってきた。

「樹里ちゃんって、見かけによらず純情なのよね。大晦日のときに遅かれ早かれ結婚するんだから、泊まっていけばって言ったのに遠慮するんだもん」

 母さんが笑った。あの英語はそういう意味だったのか。

「あのね、お義母さん……」

 樹里が母さんを睨んだ。

「まっ、とにかく今日は泊まってらっしゃい」

 母さんがニンマリ笑う。

 ご飯も食べ終わり、お風呂に入って、樹里が僕の部屋に寝るというので樹里がお風呂に入っている間に慌てて掃除をした。

 母さんが「樹里ちゃんはベッドの方がいいでしょう」と言って、僕の布団とマットレスを取って、新しいマットレスと布団を敷き、ベッドの下に僕用の布団を敷いてくれていた。


 メイクをすっかり落とした樹里が入ってきた。

「隆司さん、失礼します」

 樹里じゃなくアンナさんに戻っている。囁くような声で恥ずかしそうに部屋に入ってくる。

「もう寝てください。疲れたでしょう。僕がいて寝られないんなら廊下で寝ますから」

 僕が一緒にいてはゆっくり寝られないだろう。

「大丈夫です。ここで寝てください。隆司さんは私より樹里の方がいいですよね。メイクをしてきましょうか?」

 アンナさんは寂しげな眼で僕を見た。

「無理しなくていいです。僕はアンナさんも好きです。ずっとアンナさんのままでいてもらっていいですから」

 アンナさんのようなお淑やかで大人しい人が本当は僕のタイプだ。

「もし、隆司さんが私を選んでくれていたら、もう二度と樹里になる気はありませんでした。樹里を永遠に消し去るつもりでいました」

「そうですか」

 でも、僕は樹里を選んでしまった。

「隆司さんが樹里の方がいいっておっしゃるなら、アンナを消し去ってずっと樹里でいましょうか?」

「そんなことをしなくていいです。僕は本当にアンナさんのようなおしとやかな女性が好きなんです。もちろんアンナさんの中に隠れている樹里も好きです。だから、アンナさんのすべてが好きなんです」

 理屈になっているかどうか分からないが、本当のアンナさんは大人しく慎ましやかだ。でも、アンナさんの心の奥深い所には気が強く、わがままな性格が隠れていたんだと思う。樹里を演じているうちに奥深い所に隠れていたその性格が表に出てきたんじゃないかなあと僕は想像した。

「隆司さんは本当に優しいですね」

 アンナさんは優しい笑みを浮かべる。

「そんなことないですよ」

「でも、ずっとアンナでいたら、樹里が嫉妬して勝手に出てきそうですから、昼は樹里で、夜はアンナで過ごします。それでいいですか?」

「僕はそれでいいですよ。疲れたでしょう。今晩はゆっくり寝てください」

「樹里とキスしましたよね」

 アンナさんがベッドから僕を見つめる。

「しました」

 嘘をついてもしょうがない。アンナさんは樹里なんだから。

「私に樹里以上のことをしてください」

「えっ。それってどういうことですか?」

「私にも嫉妬心があります。樹里には負けたくありません。隆司さんの好きなようにしてください」

 アンナさんが目を潤ませ、恥ずかしそうに囁く。アンナさんの体から『ミル』という香水の濃厚な香りが漂ってくる。

「愛してます。アンナさんの体からいい香りがする」

 僕は愛しくなりアンナさんにキスをした。

「隆司さんが好きだと言ってくれましたから。アンナと呼んで。初めてなんです。優しくしてくださいね」

 アンナが目を閉じた。僕はゆっくりアンナの上に覆いかぶさった。

 その夜、紀夫がくれたDVDを見て勉強したことを実践した。


 翌日、僕はバイト先に事情を話して休ませてもらった。

 昨晩、言っていたようにアンナさんは黒髪のままだが以前のように髪の毛を編んで胸の前に垂らし、ギャルメイクをした樹里になっている。

 僕と樹里は母さんに車に乗せてもらって、市役所に婚姻届を出しに行った。

 母さんはそのあと、産婦人科に行くと言うので、僕と樹里は家まで送ってもらった。

 家に入ると、樹里があきらかに怒っている目を僕に向けた。

「隆司は私がいなくてもいいんだ。アンナだけいればいいんだ」

「そんなことないよ」

 昨晩のことを怒っているんだ。確かにあれは怒るかも。

「あら、『アンナさんがいればいいんです』って猫撫で声で言ってたじゃない」

「あれは……」

「あれは何よ」

「だって樹里とアンナさんは同じだろう」

 アンナさんが演じているのが樹里だから同一人物だ。

「違う。アンナはアンナ。わたしはわたし。馬鹿じゃないの。そんなことも分からないの」

 ずいぶん前にテレビで俳優が役をやるときはその役になりきり、意識はまったくの別人になると言っていたのを思い出した。

「馬鹿で悪かったね」

「そうよ。隆司は馬鹿の上にドスケベの女好きなんだから」

「いきなりなんだよ」

 昨夜のことを言っているのかな?

「真面目な顔してあんないやらしいものを見てたんだ。変態」

「……」

 一瞬、樹里が何を言っているか分からなかった。

「あんな物を見て、毎日、Hなことを考えてたんだ」

 ひょっとして……。

「机の引き出しの中を勝手に見たの?」

 紀夫からもらったDVDは机の引き出しに入れている。

「違うわよ。早く目が覚めて、暇だったから、何か読む本でもないかなあと思って、本棚を見ていたら、本と本の間になんか挟まってるのが見えたのよ。なんだろうと思って出してみたら、いやらしい写真がいっぱい貼ったパッケージが出てきたの」

 しまった!! 樹里が突然泊まっていくって言うから机の上に置いていたのを慌てて本棚に突っ込んでしまったんだ。

「そ、そんなのあったかな?」

 ここはしらを切り通そう。

「そう。これだけど知らないの?」

 樹里は持っていたカバンから女の人が裸でエプロンを着けている姿が大写しになったDVDのケースを出した。

「これ、本当に知らないの?」

 意地の悪い微笑みを浮かべて僕の目の前で振る。

「……」

 わざわざ持ってきたのか。

「こんなの見て興奮してアンナを抱いたの? 変態。わたしのことを好きだって言ったくせに。アンナにも好きだとか言って!! このドスケベ」

「樹里、アンナに嫉妬しているの?」

 樹里が大きく目を見開いた。

「嫉妬なんかするわけないでしょ!! わたしのことを『好きだ。愛している』とか言って、アンナとあんなことがよくできるわねって言ってるのよ。この浮気者」

 樹里が目を逸らした。

「愛しているよ、樹里。僕が樹里のことをどんなに愛しているか知っているだろう」

 樹里の手を引っ張った。

「放しなさいよ」

 樹里が僕の手を振り払おうとする。僕は力いっぱい樹里の手首を握った。

「ゲラ」

 樹里が突然叫んだ。

 ゲラ? 

「笑ってないけど」

「何言っているのよ。頭おかしくなったんじゃないの?」

 樹里が憐れむような眼で僕を見る。

「だって、『ゲラ』って今言ったろう?」

「はあー? そんなこと言ってないわよ。“Get away ”。あっちへ行けって言ったのよ」

 樹里が英語の部分をゆっくり発音した。

 ああなるほど。それが僕には『ゲラ』に聞えたんだ。そういえば、前に樹里をナンパしていた大学生も『笑った』とか言われたと言って怒ってたな。

「ここは僕の家だからどこにも行かないよ」

 構わず僕は樹里の手をどんどん引っ張って行く。

“You’re pervert , horny. You’re cheater ”

 樹里は英語で叫び続けている。

 意味は全然分からないけど相当頭にきていることだけは分かる。

 樹里は何度も手を振り放そうとするが、僕は負けずに引っ張って、階段を上がっていく。

「僕が樹里のことをどんなに愛しているか教えてあげるよ」

 僕の部屋に樹里を引っ張り込んだ。

「やめて。アンナとあんなことしといて」

 樹里はなおも抵抗する。

 でも、本気でないことは僕には分かった。本気なら体格が勝る樹里に勝てるわけがない。

「アンナにして、樹里にしなかったら不公平だろう」

「勝手なこと言って……」

 僕は樹里の唇を唇で塞いで、ベッドに押し倒す。

「……う、うっ……」

 樹里が唇を離そうともがくが、僕は離さない。

 樹里はしばらくすると大人しくなる。

 樹里の体から『ジョイ』の香りがしてくる。

「樹里、愛してる。いい香りがする」

 僕はゆっくりと唇を離した。

「ふん。隆司はアンナの『ミル』の方が好きなんでしょ」

 樹里が拗ねたように言う。

「僕は『ミル』も『ジョイ』も好きだよ。樹里とアンナ二人とも愛しているように」

『ミル』も『ジョイ』も同じメーカーが作っている香水だ。

「なによ、浮気者」

 樹里が突き放そうと僕の胸を押す。

「樹里とアンナを僕が同じぐらい愛しているということを今から教えてあげる」

 僕は樹里を強く抱きしめた。

「バカ、変態……わたしにこんなことして浮気したら殺すからね……優しくしなさいよ」

 樹里は真っ赤に火照った顔を横に向ける。

 僕がどれほど愛しているかを樹里に教えてあげた。

 樹里とアンナという二人の妻を持てて夢みたいだ。

 樹里、アンナ愛している!!

 僕は最高に幸せだ!!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

僕と勝気なカノジョと顔も知らない許嫁(改) 青山 忠義 @josef

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ