第20話 LINEは怖い(>_<)


「はーい、皆さん。おはようございます」


「おはようございます」


「遂に来たわね」


「何がですか ? 」


「LINEの個人情報漏洩よ!」


「あぁ、その事ですか」


「アタシに言わせれば、何を今さら、なんだけど」


「そうなんですか」


「だって韓国で作られたアプリなのよ!信用できるワケないじゃない!」


「うーん」


「使用料金が無料ってのもウサンクサイし!」


「タダより高いものは無い、ですね」


「アタシは韓国製って事を知った時にソッコーでアプリを削除してやったわ!」


「つまり、使用していなかったと ? 」


「あったり前じゃない!絶対に中国が絡んでると思ったから」


「実際にそうでしたね」


「それが呆れた事に日本政府や地方自治体も使用してたなんて」


「そのようですね」


「直ちにLINE使用禁止の法律を作るべき!」


「そうは言いましても」


「そうなのよねぇ。日本では8000万人以上の人が使用してるみたいだし」


「便利ですからね」


「アタシの友人や知人も皆、使用してるわ」


「私の周りでもそうです」


「防護策を講じるとか言ってるけど、もう遅いのよ!」


「確かに」


「既に中国に渡ったデータは永遠に消去できない。韓国のサーバーにあるデータも」


「そうですね」


「アタシが理解できないのは、この期に及んでも使用するのを止めないって事!」


「うーむ」


「アタシの友人や知人も使用するって。正気とは思えない」


「ちょっと大げさでは ? 」


「皆、事の本質をわかってない!」


「どういう意味ですか ? 」


「これは戦争なの!韓国と中国が仕掛けてきた!」


「落ち着いて下さい」


「うっさい!今の戦争はデータ戦から始まってるの」


「・・・・・」


「サイバー攻撃を自分達から受けに入ってるのと同じなの」


「確かに、そのような側面もあります」


「その事に全く気付いてない!気付いてても使い続ける」


「他に変わるものが無いですからね」


「そう!便利だから、代替できるものが無いから。それこそ、中韓の思うツボだわ!」


「うーむ」


「全く日本人の危機意識の無さには呆れるしか無いわ」


「それは言えるかも知れません」


「平和ボケにもほどがある!」


「ちょっと落ち着いて。ほら、ハーブティー」


「あら、ありがと。んー美味しい」


「少しは落ち着きましたか」


「アタシは最初から落ち着いてるわよ。はぁー。やっぱり実際に痛い目みないとダメなのかしら ? 」


「何がですか」


「日本人の平和ボケ。自分は大丈夫って思ってるのよ。皆」


「そうかも知れません」


「そんな事あるワケ無いのに。自分は個人情報を入れて無くても、自分と繋がってる全ての人のデータは漏洩してるのに・・・」


「おっしゃる通り」


「本当に現実に痛い目みないとダメなのかも知れない。この国は・・・」


「・・・・・」





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