第4話 継続は力!

「皆さん。こんばんはぁ」


「こんばんは」


「あれ? 昨日もやらなかったっけ? 」


「やりましたね」


「えぇ!2日連続なんて・・聞いてないよぉ!」


「ダチョウ倶楽部ですか」


「訴えてやる!」


「止めた方が良いですよ。若い世代の方は判らないと思います」


「はらたいらさんに全部!あと三択の女王、竹下景子さんにも」


「だから、止めなさいって」


「俺がこんなに強いのは、当たり前田のクラッカー!」


「皆様、少々お待ち下さい」


7分52秒経過


「はーい。お待たせしましたぁ」


「お待たせしました」


「あれ? 皆さんの様子が変? 」


「時間が早過ぎてトイレにでも入っていらっしゃるんでしょう」


「そりゃ早いわよ。水を飲んだだけだもん」


「・・・そろそろ眠くなって来ませんか? 」


「ふっ、甘いわね」


「何がですか」


「コップの中に錠剤の欠片があったから、吐き出したわよ!」


「ちっ!」


「そこで舌打ちするな!」


「おほん。それでは先程は正気だったと? 」


「当たり前でしょ!全く、何を飲ませようとしてたんだか」


「・・人に脳改造をしておいて良く言えますね」


「そんな事は、どーでも良いのよ」


「どうしてですか」


「アタシ達の漫才を1話から読んでる物好きなんて居ないから」


「なるほど」


「そこで納得するな!ウソでも否定せんかい!」


「私は嘘はつけません」


「あぁ、その為の脳改造だったわね」


「そこは否定して下さい」


「アタシは友達から聞いた、昭和のネタをやってたの」


「は? 」


「だから、アタシはぁ」


「それは判りました。私がお尋ねしたいのは何故、昭和のネタをやるのかと言う事です」


「だって今日は台本が無いんだもん」


「え? 」


「アンタ、その顔の両方についてるのは何なの? 」


「えーっと、耳ですか」


「耳って何の為についてるの? 」


「・・それは生物学的な事ですか? それとも哲学的な? 」


「耳は何かを聞く為についてるんでしょ!」


「・・・耳元で大きな声を出さないで下さい。心臓が止まるかと」


「ウケルぅ。止まったら触らせてね」


「全くベラベラとへらず口を」


「なんか言った? 」


「いえ。それでは話をまとめましょう。今日は台本が無いんですね? 」


「そういう事」


「それでやる事無いから、昭和のネタをやったと」


「そうそう。ひょっとしてウケルかな? なーんちゃって」


「それも昭和です」


「あら、これは平成じゃないかしら」


「そんな事は今は置いておいて」


「えー。もう少し引っ張ろうと思ったのにぃ」


「止めて下さい。しかし、台本無しとは」


「ねぇ。アタシも聞かされた時はビックリポンよ」


「それは平成ですね。しかし、何でまたそんなムチャ振りを」


「何かね。北浦十五のヤツがヨウツベで観たらしいのよ」


「何をですか」


「出版社の編集者の人の動画よ」


「ほう」


「その人が言うにはね。こういうトコに投稿する人は、とにかく毎日投稿する事が大事だって」


「まぁ、一里ありますね。継続は力なり、ですね」


「違うでしょ。それを言うなら」


「言うなら? 」


「継続は長州力!」


「マニアック過ぎーーー!」




こんなので・・・・・良いのか


良くなくても・・・・・何とかなる










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