そもそも小説執筆ツールって必要なの?

 世の中にはサカローに限らず小説執筆ツールやテンプレートが実在し、その需要もまた実在しているのは確かです。賢い大人は疑問に思ってもそのこと自体に文句をつけません。とは言うものの、こうして実用新案レベルのことを特許みたいなドヤ顔で言うなんて自分でもどうかと思います。少し。

 これは「ツール」というより「ブラウザの使用方法メソッド」だ、というご指摘もあるかも知れません。まあ、そこまで見通すことができるかたなら、ホバー発想法を持つサカローがそこらの「本物のツール」より高性能であることも判ってくれるはずでしょう。蛇足オマケも付けたしね!


 ただ、私自身がそうであるように、誰でも執筆には不安があるものだ、と私は思っています。自分の主張がうまく伝えられるのか。読者に喜んでもらえるのか。最後までやり通すことができるのか。そんなとき小説執筆ツール(と称するもの)があれば気休めにはなるでしょう。いや、ホントに気休めになるんなら、使ってみる価値はあると思うのです。無料なら。


 私は、私自身がその価値を信じるために、こうして強く推しています。


 今後も私自身がサカローを使うのか、という質問があれば、とりあえずイエス、と答えるでしょう。編集ページを直接ブックマークして複数のページを同時に操作する、というテクは、私にとってはもうそれナシではいられないほど便利です。手間の掛からないホバー発想法にも期待しています。また、タイトル名に進捗を記すという方法もよく使います。

 ただし、紙の創作ノートを使っていたときがそうであったように、構想を練る機能については最初は使うだろうけど、中盤から使わなくなるでしょう。全体像が見えたら本編を直接書き直すほうが私に向いているからです。でも、それでいいと思っています。なぜなら、必要だけど構想そのものは目的ではないからです。私にとって構想とは、創作のいわば外部燃料タンクに過ぎないからです。


 役目を終えたものを感謝と共に切り離し、まっすぐ宇宙そらへ飛ぶための。


 今回のエッセイは、拙作「俺のカクヨム」(ブラック味多め)の番外編として発表しています。よろしければそちらもご笑覧ください。私の他の作品もね!


 最後に。


 私も含めた小説を執筆するかたの不安が……


 いや。


「今の私たちすべて」の不安が、少しでも少なくなることを願っています。



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最速!カクヨムで作家になろうツール(略してサカロー) 尻鳥雅晶 @ibarikobuta

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