誰が為の........

私の両親は真面目で誠実だった。

毎週日曜日朝9時に教会へ行って御ミサを受けていたか……ら…。

……でも、両親は正しい人間ではなかった。

きっとこの世界に毒させてしまったんだ、だからあんな事言うんだ。信者としても、人間としても堕ちてしまった両親。

私はそんな両親を愛している。愛しているからこそ正してあげなくちゃ。

だって、苦しむ人を救う事って良い事でしょ?私自身を救う為にも「私」は。

………「僕」は何も厭わない。

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