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ガラッと教室の扉を開ける。

教室の中には殆どの生徒がいて、全員「僕」を見る。

僕はニッコリ笑い席へ座った。

「あれ、今日はちょっと遅かったんだね。」

斜め前の椅子をこっちへ向けて友達がニヤニヤと言ってくる。

「うん。ちょっと道混んでてね、あはは」

「僕」は笑いながら机の中のピンクのノートを取り出す。

「あれ、今日はそっちなの?」

友達が尋ねてくる。

「昨日は緑色のノートに何か書いてたみたいだけど。」

興味があるのか覗き込もうとしてくる。

「だーめ。」

「僕」はそのノートをギュッと抱き締める。


「これは、『私』だけのノートなの。」



_________________________________________


ペラッ

『問一 私とは何か

問二 夢は何か

問三 家族とは何か

問四 神様とは

問五 いつから呪っているのか



問? いつ××す?

問? いつ××?

問 いつまで耐えるつもりなの?

決定事項 三十歳までに全てを終わらせる』

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